奄美群島で第5回となる「あまみシマ博覧会」が9月30日まで開催中。会場では、広大な地域で156種類に及ぶ多様なイベントが体験できる。
「あまみシマ博覧会」では奄美群島の自然や歴史、島の生活を少人数体験型の観光として楽しめる。開催地域は奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島と分かれており、エリアが広くスケールが大きい。また、体験できるカテゴリも、島の生活に触れることができるシマ体験、自然体験、癒し・健康体験、モノ作り体験、自由研究とバラエティに富んでいる。
奄美大島地域ではシュノーケリング、サンゴ礁の生き物観察、シーカヤック、マングローブナイトツアー、ボートフィッシングなどの自然体験、大島紬(つむぎ)体験、古代焼き(陶器作り)体験のほか、鶏飯作り体験、島の食材と調味料を使ったパン作りなど島の生活に触れることもできる。また、西郷隆盛の歩いた道をたどる散歩や、加計呂麻島での太平洋戦争の戦跡散歩など歴史体験ができるプログラムもある。体験できるイベントは68種類だ。
喜界島地域では「シマ歩き」と題される集落の散歩や喜界島ダイビング、喜界島探検、喜界島神社めぐり、貝殻を使ってのオリジナル作品作り。ライブハウス・サバニでの「シマ音」では三線の体験もできる。喜界島でのイベントは16種類だ。
徳之島地域では、潮の引いた月夜の海辺で「いざり漁」という伝統的な漁を体験できる。また、希少野生動物を探し真夜中の森を探検するナイトツアーや、夜光貝のアクセサリー作り、海水を使った塩作り、マンゴー、ドラゴンフルーツ、パパイヤ、アセロラ、バナナなどの果樹園をめぐるトロピカルフルーツ収穫体験など20種類のイベントが用意されている。
沖永良部島地域ではウミガメと出会えるチャンスもあるダイビング体験、水中スクーターシュノーケリング、地下洞窟ツアー、バナナボートでの無人島クルージングや、「ライブ居酒屋うたしゃ」では島唄を聞きながら黒糖焼酎、島料理を楽しめる。「タラソおきのえらぶ」ではボディーケアや健康作り、ビューティートリートメント体験など。沖永良部島では27種類のイベントがある。
与論島地域ではトビウオの漁体験、熱帯魚釣り体験、シーカヤックでの無人島体験、夜光虫スタークルーズなどの自然体験や、大島紬の機織り体験、陶芸体験、島唄の伴奏に欠かせない三線演奏など文化的な体験もできる。与論島では25種類のイベントが展開されている。
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