ASUSTeKは、Intel Z77 Expressチップセットを搭載したオーバークロッカー向けマザーボード「Maximus V Extreme」を発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。
Maximus V Extremeは、ASUSTeKの「R.O.G.」シリーズに属する新製品。同シリーズのIntel Z77 Express搭載モデルとしては、マイクロATXのMaximus V GENEに次ぐ2モデル目。R.O.G.シリーズの中でも特にオーバークロックにフォーカスした仕様となっている。
Intel X79 Expressを搭載したRampage IV Extremeから採用されている「OC Key」「VGA Hotwire」などを継承。ProbeItや「Subzero Sense」「LN2 mode」など、液体窒素冷却などの極冷にも対応した仕様となっている。電源回路はExtreme Engine Digi+ II。バックパネルにはmSATAとMini PCIe両対応のライザーを搭載し、IEEE802.11a/b/g/n 2.4/5GHzおよびBluetooth 4.0/3.0+HS対応のコンボカードが付属する。
フォームファクタは通常のATXより幅のあるExtended ATX。拡張スロットは、PCI Express x16が5本、x4が1本。x16スロットのレーン構成は、x16×、x8×2、x16+x8×2、x16+x8×3など。マルチGPU対応は、SLIが4-wayまでのほか、CrossFireX、Virtu MVPもサポートする。
バックパネルにはHDMIおよびDisplayPortのディスプレイ出力を搭載する。また、左端にはmini DisplayPort形状のThunderbolt端子も備えている。USB 3.0は追加のASMediaチップを含め8ポート。ストレージは、6Gbpsがチップセット×2、ASMediaチップ×4の6ポート、3Gbpsがボード上の3ポートとmSATAで1ポート。