ASUSTeKは、Intel Z77 Expressチップセットを搭載したゲーマー向けマザーボード「Maximus V Formula」を発売した。また、本モデルにUSB DAC「ThunderFX」をバンドルした限定モデル「Maximus V Formula/ThunderFX」も、8月17日より販売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はMaximus V Formulaが3万円前後、ThunderFX同梱モデルが3万6,000円前後。
Maximus V FormulaはASUSTeKの「R.O.G.」ブランドの新製品。同時に発表されたMaximus V Extreme、既に販売中のMaximus V GENEと合わせ、Intel Z77 Express搭載モデルは3製品に拡充された。
Maximus V Formulaは、ゲーマー向けに特化した仕様となっており、液冷にも対応した大型ヒートシンク「Fusion Thermo Solution」を採用しているほか、高性能オーディオ機能「SupremeFX IV」をオンボードで搭載する。電源回路は同社最新のExtreme Engine Digi+ IIで、この点はMaximus V Extremeと同様。
フォームファクタはATXよりも幅の広いExtended ATX。拡張スロットレイアウトは、PCI Express x16が3本、x4が1本、x1が3本。x16スロットのレーン構成は、x16×1本、x8×2本、x8+x4×2本の3通り。マルチGPU対応は2-wayまでのSLIおよび、3-way CrossFireX、Virtu MVP。
バックパネルには、DisplayPortおよびHDMI出力を搭載。上位モデルのMaximus V Extremeが備えるThunderboltに関しては、本モデルでは搭載していない。また、mSATAとmini PCIe両対応のライザーも搭載しており、IEEE802.11a/b/g/n 2.4/5GHzおよびBluetooth 4.0/3.0+HS対応のコンボカードが付属する。
オンボードオーディオのSupremeFX IVは、マザーボード上のノイズの影響を抑えたクリアなサウンドが特徴。SN比110dBを実現しているほか、1,500μFのオーディオ用大容量コンデンサを採用している。また、インピーダンスが300Ωのヘッドホンに対応したアンプを搭載する。
一方、ThunderFXも高性能オーディオDAC。オンボードのSupremeFX IVも高性能だが、ThunderFXはそれをさらに向上させると言う。SN比は114dBとされ、マイク入力に対するノイズキャンセル機能などを備えヘッドホンに最適化されている。マザーボードとはUSBで接続して利用し、PC以外にゲーム機などでも利用可能とされる。