スマートフォンの海外利用に便利なのがWi-Fiルーターのレンタルサービス。今回は韓国・ソウルで、日本語で利用できる現地レンタルサービスを使ってみた。
当日レンタル可能、日本語対応
多数の会社がサービスを提供している海外向けのWi-Fiルーターレンタル。海外出発前に事前予約して日本で端末を受け取ることが一般的だろう。だが急な出張が入って事前予約の余裕が無かったり、現地のホテルのネットが不調で急にルーターが必要になった、ということも時にはあるだろう。
そんなときは海外現地でのレンタルサービスを利用するのも手だ。韓国・ソウルは仁川国際空港で地元事業者の一部がWi-Fiルーターレンタルサービスも提供している。だが訪問時間によっては全てレンタル済みで借りれないケースがあるほか、飛行機の到着が多い時間帯だと数十分以上カウンターで待たされるというデメリットもある。
そこで今回は日本企業のビジョンが提供する「ビジョン グローバルWiFi」の、ソウル現地レンタルサービスを利用してみた。同社は日本で利用できるレンタルサービスに加え、ソウルや以前ご紹介した台湾で現地レンタルも行っているのだ。
韓国レンタルの場合、事前予約を行わなくてもソウル市内の同社オフィスのレンタルカウンターを直接訪問し、その場でルーターを借りることが可能。日本語対応スタッフがいるのも安心である。レンタル料金は、筆者が利用した際はキャンペーン期間中で620円/日。日本の通信事業者の海外ローミング定額の約3000円/日より大幅に割安だ。
ソウルの繁華街にあるグローバルWiFiのオフィスはプレジデントホテルの9Fにある。同ホテルには他にも企業事務所が入っておりオフィスビルとしても利用されているようだ。ホテルはソウル市庁の正面、ロッテ百貨店の後ろ側という便利なロケーションで、ソウル地下鉄1号線、2号線の市庁駅下車すぐである。
オフィスの営業時間は朝10から夜の19時まで。訪問の前日か当日に電話をかけ(02-3789-8331)訪問する旨と、念のため在庫の有無確認を確認しておくとベターだ。なおソウル市内のホテルへの宅配も可能である。ただし、その場合はWebページから予約する必要がある。
プレジデントホテルの入り口からエレベーターで9Fにあがると事務所が多数入っている。グローバルWiFiのレンタルカウンターは、エレベーターを降り、右手に曲がった奥に位置している。オフィスでルーターを借りたい旨を伝えると、まずはカウンターにあるPCで申し込みを行う。レンタル料金の支払いもクレジットカード情報を入力するだけなのでその場での支払いは不要だ。
申し込みが完了すればWi-Fiルーターが渡される。スマートフォンやノートPCとルーターとの接続や動作確認もその場で行えるため、初めてレンタルする人でも安心して借りることができる。なお、オフィスの詳細やホテル宅配などは以下の同社Webページの韓国レンタル案内を参照のこと。
■ グローバルWiFi韓国レンタル案内 | http://townwifi.com/countries/southkorea |
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4Gは快適。返却は2つの空港対応で簡単!!
レンタルしたルーターは4Gに対応しており3Gより速く、ストリーミングなどもスムースに再生できた。しかも地下鉄内もカバーエリアなのでソウル滞在中はどこでも利用できると感じられた。レンタルしたLTE対応ルーターは通信速度が下り5~15Mbps、海外にいるとは感じさせないほど快適で、もちろん通信事業者の3Gローミングよりも高速である。
さてレンタルサービスの若干面倒な点は返却作業だろう。日本でレンタルを利用した場合は帰国後にカウンターで返却するか宅急便での配送となる。一方今回の現地レンタルはレンタル時に返却用の宅配用袋を受け取り、返却時はそれにレンタル品一式を入れて空港の宅配カウンターにもって行くだけと簡単だ。
返却は金浦空港の場合は2F出発ロビーのセブンイレブン、仁川空港の場合は3F出発ロビーのHANJIN EXPRESS。袋にはあらかじめ返送先であるグローバルWiFiオフィスの住所が記載されており、着払い伝票のため送料の支払いも無料だ。袋を渡し、控えを受け取ればレンタルは完了。ソウルでルーターを使いたい人は一度使ってみてはいかがだろうか。
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