俳優の藤原竜也、松田龍平、女優でモデルの水原希子らが7日、東京・虎ノ門のニッショーホールで行われた、映画『I'M FLASH!(アイム・フラッシュ!)』の完成披露試写会に出席した。

映画『I'M FLASH!』の完成披露試写会に出席した水原希子、藤原竜也、松田龍平(左から) 拡大画像を見る

『I’M FLASH!』は、『青い春』や『ナイン・ソウルズ』などを手掛けた豊田利晃監督の最新作。新興宗教団体"ライフイズビューティフル"の三代目教祖・ルイ(藤原)は、ドライブで起こした交通事故のもみ消しのため、3人のボディーガードと共に南海の孤島へ逃避する。愛する女・流美(水原)に「妹はあなたのせいで自殺した」と告げられたルイは、教団を辞める決意をするが、それを許さない教団はボディガードの新野(松田)にルイの暗殺指令を下す――というストーリーで、映画は9月1日から公開予定。

舞台あいさつには、藤原、松田、水原のほか、キャストの仲野茂、板尾創路と豊田監督が出席。主演の藤原は「5年前くらいから豊田監督と一緒にやりたいと言ってたので、念願がかないました。僕の中でも残っていく作品だと思う、熱い映画です」と自信を持ってPRし、水原は「すごく緊張したけど、オファーされる前にちょうど『青い春』を見てて、こんな監督とお仕事したいなぁと思ってました」と笑顔を見せた。また、同作で初共演となった松田について、藤原は「龍平は自然にそのままの感情を出す。役のアプローチの仕方が僕と真逆だったので、大きな収穫は龍平との出会い」と語ると、松田も「『上等だよ!』って言ってるイメージしか無かったんですけど(笑)、共演して楽しかった」とそれぞれの印象を明かした。

藤原は、念願の"豊田組"への参加だったが「こういう才能ある人と一緒にやると、自己否定をしてやらないとダメなんだなと。龍平や希子ちゃんはパッと終わるんですけど、僕はNGばっかり。後半はお疲れ様も言わず、憎しみでいっぱいだった」と苦労もあった様子で、水原も「藤原さんに話しかけても返事が返ってこなかった」と暴露。また、松田との対決のシーンでは「結構危険な場所で龍平に追いかけられて、サンダルだったけどものすごく頑張った。でも、終わったら監督が革靴を履いてる龍平に『良かったよ』って言ってた」と悲しそうに明かすと、松田は「被害妄想だよ。革靴の方がスベる」と苦笑い。豊田監督への恨みつらみを吐露する藤原に、板尾は「豊田監督のキャスティングに藤原くんは意外だったけど、普段と違う藤原くんが見られる。嫌な思いをした甲斐はあったんじゃないかな」とフォローしていた。

左から、仲野茂、水原希子、藤原竜也、松田龍平、板尾創路、豊田利晃監督