キングジムは7日、デジタル名刺ホルダー「ピットレック」に機能を追加した新モデル「DNH11」を発表した。9月14日に発売。価格は27,300円。

ピットレックは、本体内蔵のカメラで名刺を撮影し、画像として本体にデータを保存・管理するデジタル名刺ホルダー。取り込んだ名刺画像は文字認識機能(OCR)により、会社名・氏名での検索ができるほか、登録時間や閲覧履歴などからも検索可能となっている。

「ピットレック DNH11」

「DNH11」は、液晶パネルにワイドVGA液晶(800×600ドット)を搭載し、細かい文字などもより鮮明に閲覧することが可能。また、本体同士のTransferJet通信で名刺データの交換が行える「デジタル名刺交換機能」や、読み取ったテキスト情報をQRコードに変換する機能を新たに追加した。

OCRの対応個所が従来の4項目から12項目に増加。会社名や氏名だけではなく、住所や電話番号など名刺に記載されている情報のほぼすべてを読み取り、管理することができるという。

本体には2GBのmicroSDカードを同梱し、約7,000枚分の名刺が登録できる。個別に大容量microSDカードを用意し、ボックス機能を使うことで1ボックスにつき、最大9,999枚(データサイズ約3.5GB)まで保存ができる。ボックスは最大120個まで作成可能。

また、登録した名刺情報をPCで管理・編集するソフトウェア「PITREC on PC 2」も同梱。本体とPCをUSBで接続することが可能となり、SDカード経由でのデータのやり取りが不要となった。

読み取り用のカメラは約200万画素のCMOSセンサー。約6時間の充電でバッテリー駆動時間は約3.5時間。本体サイズは約122×62×13mmで、重さは約95g(リチウムイオンバッテリー含む)。

本革製本体ケース

ナイロン製本体ケース

オプションとして、本革製とナイロン製(ブラック・グリーン)の2種類の本体ケースと専用液晶保護フィルムを用意する。