メルセデス・ベンツ日本はこのほど、Gクラスをマイナーチェンジして発売した。内外装やエンジンのリファインを行うと同時に、6リットルV12エンジン搭載の最上級グレード「G65 AMG」を追加した。
Gクラスはクロスカントリービーグルの原点ともいえるスクエアなボディデザインを、1979年の登場時から守っている伝統あるモデル。流行に左右されず、オフロード走行の性能や信頼性を33年にわたって追求し続けている。
今回のマイナーチェンジでは、外観はボディの基本形状を不変のまま、LEDドライビングライトや新設計ドアミラーなどを取り入れ、新しさを表現している。最小の変更にとどまる外観とは対照的に、インテリアは大幅に刷新。ダッシュボードやメーターパネル、センターコンソールなどのデザインを一新し、現代的な雰囲気となった。
エンジンは、387PSを発揮する従来の5.5リットルV8エンジンを継承。上級グレードの「G63 AMG」に搭載されていた5.5リットルV8スーパーチャージャーは5.5リットルV8直噴ツインターボに変更された。このエンジンは544PSを発揮する。さらにその上の最上級グレードとして「G65 AMG」を追加。612PSを発揮する6リットルV12ツインターボエンジンを搭載し、ベンツでは量産オフロード車として最高のパフォーマンスだとしている。価格は「G 550」が1,340万円、「G63 AMG」が1,780万円、「G65 AMG」が3,250万円。