ドゥカティ ジャパンはこのほど、スーパーバイク「1199パニガーレ」の3グレードすべてを日本で発売すると発表した。全グレードとも発売は9月29日。日本での規制に対応するため、エグゾーストシステムなどが新たに開発された日本専用モデルとなる。
「1199パニガーレ」はドゥカティが参戦するスーパーバイク世界選手権で戦うために開発されたモデル。このレースはほとんど市販状態のマシンで争うため、市販車の基本スペックがきわめて重要となる。2011年のスーパーバイク世界選手権は先代モデル「1198」が制しており、この「1199パニガーレ」もサーキット直系のレーサーレプリカモデルといえる。
同モデルはこれまでにないほどハイテクを満載しているのが特徴で、新世代のスポーツABS、ドゥカティ・トラクション・コントロール、ドゥカティ・エレクトロニック・サスペンション、ドゥカティ・クイック・シフト、エンジン・ブレーキ・コントロール、ライド・バイ・ワイヤなどが搭載されている。これらはボタン操作で簡単にコントロールでき、そのためのフルカラーTFT液晶ディスプレイも装備する。
日本での発売に際しては、おもに厳しい騒音規制に対応するため、追加のマフラーなどが装備された。ただし、重量増は4kgにとどまるなど、影響は最小限となっている。日本仕様の最高出力は135PS。価格は「1199パニガーレ」が209万円、「1199パニガーレS」が259万円、「1199パニガーレSトリコローレ」が289万円。