俳優の織田裕二と女優の夏帆が3日、東京・丸の内ホールで行われたドラマ『係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!』の完成披露試写会に出席した。
ドラマ『係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!』の完成披露試写会に出席した織田裕二(左)と夏帆 拡大画像を見る |
『係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!』は、1997年にフジテレビ系で放送が開始された刑事ドラマ『踊る大捜査線』のサイドストーリー作品で、9月7日に公開予定の映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の2カ月前に起きた事件を取調室を舞台に描く。湾岸署刑事課強行犯係・係長の青島(織田)は、商店街の会長が殴打された傷害事件の取り調べを行っていたが、犯人を名乗る人物が次々に現れ、商店街の地上げ問題にも発展していく――というストーリーで、スマートフォン向け放送局「NOTTV」で27日深夜0:00から放送予定。
織田は「取調室だけのお芝居は怖さもあったけど、新たな挑戦になった」と撮影を振り返り、「"踊る"ファンにとって、懐かしい人たちも出てるので楽しんで」とPR。シリーズ新キャストで、事件の第一発見者を演じる夏帆は「小さい時から観てたので、『踊る大捜査線』の世界に入れるなんて思わなかった」と胸中を語り、「台本に"青島"って書いてあるだけで感動して。織田さんにお会いした時は、『本物だ!』って思ってすごく緊張しました」と告白。織田は「新しい俳優陣には『本物だ!』ってよく言われます」と照れ笑いしつつ、「不思議な感情だけど、そんな風に言われる役はそう無いと思う」と胸を張った。
同作の撮影は、劇場版とその1ヵ月前を描くTVスペシャルドラマ『踊る大捜査線 THE LAST TV』の撮影後に行われたため、「クランクアップには歴代の監督やスタッフが駆け付けてくれた」と明かした織田は、「みんなに支えてもらって"青島"として立ててるので、終わった時は涙が出るくらい感謝の気持ちでいっぱいだった。"青島"をやれて良かった」としみじみ。また、シリーズ完結を迎えるにあたっての心境を聞かれると、「うーん……。何とも言えないけど、部活のようでした。和気あいあいと楽しんでることもあれば、時には対外試合みたいな緊張感もある。もう、それを味わえなくなるのはちょっと寂しい」と吐露しながらも、「最後はみなさんに喜んでもらうんだっていう気持ちもあります。みなさんと一緒に育ててきた作品です」とファンにメッセージを送った。