オリンピックの公式スポンサーであるビザ・ワールドワイド(以下、Visa)は2日、ロンドンオリンピックの開幕後1週間(7月23日~29日)において、海外からロンドンに来ている旅行者がVisaカードで支払った総額が、およそ546億円※ (7億ドル)に上ったと発表した。
Visaによれば日本からの旅行者によるロンドンオリンピックでの支出は、米国に次いで2番目に大きい。続いてフランス、イタリア、オーストラリアの順となっており、これら5カ国からの英国来訪者は、この期間におけるすべてのVisaカード保有者による支出の36%以上を占めているという。
最も多く使用された支出カテゴリーは、「サービス」(靴や宝飾品の修理、スパなど)の104.3億円であった。以下、「エンターテインメント」(映画や劇場のチケット、その他のアトラクションなど)の74.5億円、「航空会社」の64.7億円、「その他の小売店」(自転車店、書店、骨董店、ドラッグストアなど)の56億円、そして「ホテル」の54.1億円となっている。
Visaのコアプロダクト担当チーフ・マーケティング・オフィサーであるケビン・バーク氏は、「過去26年に渡りオリンピックを支援してきた公式スポンサーとして、Visaは自国とその選手団の応援のためにオリンピックにやってくる旅行者が安全で便利に、かつ安心して滞在できるよう、英国の観光当局や政府機関と密接な協力を行いました。世界中からやってきた旅行者が、形態は異なるものの1つの決済ブランドで支払いをしているのを見るのはとても印象的です」と語った。
オリンピック会場には3,000台を超える非接触型端末ターミナルが設置されており、プリペイド、非接触型決済、モバイルテクノロジーなどの革新的な方法による決済が可能になっている。ケビン・バーク氏は「今大会はVisaがオリンピックスポンサーであることで、全世界のVisaカード保有者に直接のメリットを与えられる機会になりました」とコメントした。
※1ドル=78円で計算
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