12月15日に公開されるのアニメ映画『ONE PIECE FILM Z(ワンピースフィルム ゼット)』のゲスト声優を女優の篠原涼子と俳優の香川照之が務めることが2日、明らかになった。

「モドモドの実」の能力者・アインを演じる篠原涼子

「モサモサの実」能力者の無口な忍者風海軍・ビンズを演じる香川照之 

2009年に劇場版第10作目を記念して大ヒットを遂げた『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』から3年ぶりとなる本作は、映画シリーズ初の"新世界"が描かれ、全海賊抹殺を企む首謀者、伝説の元海軍大将・ゼットと主人公、モンキー・D・ルフィ率いる率いる麦わらの一味のし烈な戦いが繰り広げられる。原作の尾田栄一郎が総合プロデューサーを務め、『SMAP×SMAP』など人気バラエティー番組を手がける放送作家の鈴木おさむが脚本を担当する。

篠原と香川は、元海軍大将・ゼットの最強の部下を演じる。「モドモドの実」の能力者・アインを務める篠原は、今年2月に第二子を出産し、出産後初の映画出演作、初の声優挑戦作となり、「アニメの声優をさせていただくのは初めてのことで、私にとってはこのお仕事がまさしく"新世界"です。ルフィたちがワクワクドキドキな冒険もするように、私もこの"新世界"を楽しんで冒険したいと思っております」と意気込みを語っている。

ルフィたちに迫るゼットのもう1人の部下で、「モサモサの実」能力者の無口な忍者風海軍のビンズを演じる香川は「息子が『ONE PIECE』のファンで、願ったり叶ったりのことでうれしく思っております。これを機に私もワンピース博士目指してがんばります」と、愛息子に触発されて本作への出演を決めたエピソードを明かした。

種田義彦プロデューサーは「とにかく、名実ともに力のある"役者さん"にお願いしようと考えました。また、何よりワンピースを愛して下さっているお二人です。キャラクターのイメージからもぴったりで、篠原さんは、第二子出産直後の声優初挑戦、香川さんは歌舞伎舞台直後ということで、新しいお二人の声優さんぶりに大いに期待しています」と2人の起用理由を明かしている。

今年は、『ONE PIECE』が週刊少年ジャンプで連載をスタートさせて15周年という節目の年。アニバーサリーイヤーに公開される最新作『ONE PIECE FILM Z』は、このゲスト声優2人を加え、新たな『ONE PIECE』サーガの船出を迎える。

(C)尾田栄一郎/2012「ワンピース」製作委員会