7月31日、イケア・ジャパンは東京・原宿の"BA-TSU ART GALLERY"にて、「2013年度ビジネス展開案に関するカンファレンス」を開催。リニューアルした「2013 IKEAカタログ」、カタログと連動したスマートフォンアプリ、店舗でのディスプレイ展開などのプレゼンテーションを行った。
「2013年 IKEAカタログ」のメインテーマを発表
冒頭、同社のミカエル・パルムクイスト代表取締役社長から、カタログの発行に関して発表があった。カタログ第1号の発行から62年目となる今年は、41カ国で27言語62版が発行され、全世界での総発行部数は2億部以上であるという。
日本語版は昨年よりも約100万部多い約980万部を発行、8月1日から配布スタートする。厳しい経済環境にある日本にあっても、好業績であることアピールした。
「2013 IKEAカタログ」のメインテーマは「部屋はどこまで遊べる?」とのこと。日常生活における行動である「ORGANISING (片付ける)」「SLEEPING(寝る)」「WELLBEING(自分自身をケアする)」「COOKING(料理する)」「EATING(食べる)」「WORKING(働く)」「RELAXING(リラックスする)」の7つに分けて構成されている。
また、500点以上の商品のプライスダウンを発表。会場にセットされた「KARLSTAD/カルルスタード(2人掛けソファ)」は、34,900円から26,900円にプライスダウンするという。
このほか、ミカエル社長は、サステナビリティ(持続可能性)と環境への取り組みとして、今年4月にオープンしたIKEA福岡新宮店での太陽光パネルの導入などを紹介した。
スマホで"バーチャル模様替え"が可能に!
次に、同社マーケテイング部の鈴木心(すずきしん)氏が、日本語版「2013 IKEAカタログ」では初めて採用された拡張現実(AR)についてプレゼンテーションした。
スマートフォンやタブレット端末をカタログにかざすと、動画を見られたり、商品が3Dで浮かび上がるという。さらに、カーテンやテキスタイルを変えて、模様替えなども見ることができるようになった。
鈴木氏はその模様を実演とともに紹介。ARを採用することにより、一冊のカタログに納めきれない暮らしのアイデアやインスピレーションの発信を可能にしている。
続いて、女性スタッフが狭い空間やデッドスペースを生かすアイデアを提案する、ルームセッティングを発表。日本の住宅事情に合わせたアドバイスが発表された。
壁や天井の有効利用や、立体収納、キャスター付きの家具、テキスタイルの活用などで、日常の暮らしに合わせた快適な空間づくりが可能だという。
ほかにも、イケア各店では、ユーザーが自分らしい部屋環境づくりに役立つアイデアやインスピレーションを発信できるようなルームセッティングをすると語った。
街の"スキマ"が展示会場に
その後、原宿・表参道の通称「キャットストリート」沿いを中心とした、約1kmにわたるエリアで8月5日(日)まで開催される「SUKIMA GALLERY」へ。
これは、ビルとビルの間などの使われていない"スキマ"にテーマを設定し、イケアの家具や小物、テキスタイルなどでコーディネートしたルームセットを展示する、"街ジャック"的なプロモーションだ。
「ひとり暮らしの部屋」「パントリー」「犬と暮らす部屋」など14のテーマを設け、まさに「部屋はどこまで遊べる?」を提案。部屋づくりの参考になるのはもちろん、前衛芸術的要素もあり、見ているだけでも楽しめる。
期間中は、「イケア特製トートバッグ」「ミネラルウォーター」「2013IKEAカタログ」「SUKIMA GALLERY MAP」の配布ポイントがあるとのこと。加えて「スキマ家具まるごとプレゼントキャンペーン」も開催し、ギャラリーで使用しているアイテム一式分を購入できる、イケアギフトカードが抽選で各ギャラリー1名にプレゼントされるという。
詳しくは「SUKIMA GALLERY公式サイト」で確認できる。
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