富士サファリパーク(静岡県裾野市須山字藤原2255-27)では6月9日、どうぶつ村のヒョウが2頭の赤ちゃんを出産した。
1頭は飼育係が母親の代わりに
生まれた時の赤ちゃんの体長は17cm、体重は450g。父親、母親とも普通のヒョウ柄(黄褐色に黒い斑点)だが、生まれてきた子どもたちには、黒地にうっすらと黒い斑紋がある。
通常、ヒョウは安全な木の上で出産するといわれており、今回も母親が展示場内の木の上で出産したところ、1頭目の赤ちゃんが落下。その後、母親は面倒をみる様子がなく、赤ちゃんの容態が心配された。急きょ飼育係が哺育器に移し、懸命の介護をおこなったところ体調は回復、現在も飼育係が母親の代わりにミルクを与え育てている。
また、もう1頭の赤ちゃんについては母親がしっかりと面倒をみており、まったく心配はないとのこと。現在のところ、どちらの赤ちゃんも順調に生育しており、8月上旬に公開予定となっている。同園では、「デビューの日まで温かく見守ってくださいね」と話している。
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