今年も7月31日~9月1日までの毎週土曜日、会津鉄道でトロッコ列車による「冷えひえビール列車」が運行される。
会津鉄道の「冷えひえビール列車」の運行期間は7月31日~9月1日までの毎週土曜日。料金は一人4,000円。生ビール2杯とおつまみ付きだ。また、車内では缶ビール、その他アルコール、おつまみの販売もある。申込は乗車日の前日17:00までなので注意が必要だ。定員は30名。最小催行人員は20名で、添乗員も同行してくれる。
会津鶴ヶ城の最寄駅として知られる西若松駅で16:40に待ち合わせ、17:04発のトロッコ列車で出発となる。途中、江戸時代からの湯治場として知られる芦ノ牧温泉駅や、湯野上温泉駅を通り、国の天然記念物に指定されている塔のへつりで有名な大川渓谷沿いに至る。会津田島駅には18:06到着。そこで折り返して18:13に西若松駅向けて戻るというコースだ。復路ではジャンケン大会も企画されている。
会津と言えば戊辰戦争で有名な鶴ヶ城があり、会津若松市のシンボルでもある。戊辰戦争では鶴ヶ城に旧幕府軍が立てこもり、新政府軍と壮絶な戦闘を繰り広げたことで知られる。白虎隊は特に有名で、十代半ばの少年達で組織された会津白虎隊は、飯盛山から鶴ヶ城周辺が燃えている状況を見て悲嘆に暮れ自刃した悲話が今に語り継がれている。
現在の鶴ヶ城は天守閣博物館となっており、会津や鶴ヶ城の歴史的展示物を見る事ができる。石垣の内部には塩倉、第一層には歴代藩主と城の変化、第二層には江戸時代の会津庶民の暮らし、第三層では戊辰戦争の様子を描いた錦絵、第四層は四季をテーマに会津の人々の暮らしが展示されている。第五層は東西南北が見渡せる展望室となっており、白虎隊最期の地である飯盛山も見える。
鶴ヶ城公園内には、千利休の子である少庵が建てたと言われる「麟閣」という茶室があり、武士のたしなみであった茶道の世界を垣間見れる。会津の深い歴史を味わいつつ「冷えひえビール列車」で涼を楽しむ旅ができる。
【関連リンク】 |