十和田観光電鉄で今年も7月21日から11月4日まで、七戸十和田駅から十和田湖までのシャトルバスが運行される。いずれのバスも七戸十和田駅ではやてに接続している。
七戸十和田駅から十和田湖までのシャトルバスは、夏秋シーズンが7月21日(土)から11月4日(日)までの土曜、日曜、祝日。冬シーズンは2013年2月2日(土)から2013年2月17日(日)の毎日運行。
主な停留所は、JR七戸十和田駅を出発して、十和田市現代美術館、十和田湖温泉郷、焼山、石ヶ戸、銚子大滝、子の口(十和田湖)、宇樽部(十和田湖)で、終点が休屋(十和田湖)。所要時間は1時間50分程度。1日3往復している。各停留所で乗り降り可能で、十和田市現代美術館や奥入瀬渓流に立ち寄ることもできる。
十和田市現代美術館ではオブジェを中心とした常設展示のほか、写真、絵画などの企画展示もある。官庁街通り全体を美術館と見立てた「アートの街十和田」を象徴する建物だ。焼山からは奥入瀬渓流沿いに進み、雲井の滝、白布の滝、岩管の滝、玉簾の滝、白絹の滝、白糸の滝、不老の滝、双白髪の滝、姉妹の滝、九段の滝、五両の滝を経て奥入瀬渓流の本流が流れ落ちる銚子大滝に至り、十和田湖畔の子の口、宇樽部、休屋へと向かう。
子の口から休屋までは遊覧船での移動も可能だ。子の口、宇樽部周辺をめぐり、休屋に到着する。また、休屋からの遊覧船は付近の半島をめぐって再び休屋に戻るコースだ。
十和田湖は過去幾度かの噴火により形成されたカルデラ湖。最大水深は327メートルで日本第3位を誇る。周辺は特別名勝および天然記念物に指定されており、十和田八幡平国立公園にも指定されている景勝地だ。
みどころは豊富で十和田湖の美しい自然はもちろんのこと、休屋にある高村光太郎作「乙女の像」が有名だ。これは十和田の国立公園指定15周年を記念して作られたもので、「智恵子抄」の智恵子がモデルである。高村光太郎の智恵子像は多数残されているが、十和田湖の「乙女の像」は高村光太郎生涯最後に制作した智恵子像。いずれのバスもJR七戸十和田駅ではやてに接続している。
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