フォルクスワーゲン グループ ジャパンはこのほど、コンパクトミニバン「ゴルフ トゥーラン」の仕様を一部向上させた。新たな装備として、ドライバー疲労検知システム「Fatigue Detection System」を全車標準装備している。
「ゴルフ」をベースとしたコンパクトミニバンの「トゥーラン」は2004年に日本に導入され、以来8年2カ月で3万2,000台近くを販売している。TSIエンジンとDSGの組み合わせにより、ダイナミックな走りと環境性能を両立、エコカー減税対象車にもなっている。
今回の仕様変更では、コンパクトミニバンとして初のドライバー疲労検知システム「Fatigue Detection System」を全車に標準装備した。これはステアリング操作を監視することで、長時間運転などによるドライバーの疲労を検知し、警告を発するシステム。その他、前後調整可能なヘッドレストなども新たに採用されている。外観には変更はない。
また、オプションに純正ナビシステム712SDCWも加わった。このナビはSDカードナビにリアビューカメラやETC機能付きDSRC車載器を組み合わせたもので、1年に6回の地図データ更新を、2年間無料で受けられる。
価格は、「ゴルフ トゥーラン TSI コンフォートライン」が従来価格より1万円アップの294万円。「ゴルフ トゥーラン TSI ハイライン」は据置きの339万円。新規オプションのナビシステム「712SDCW」は25万2,000円。