米Microsoftは7月25日(現地時間)、今年のBUILDカンファレンスを10月30日より4日間の日程で開催すると発表した。場所は米ワシントン州レドモンドにある同本社キャンパスで、登録受付は8月8日の午前8時(太平洋時間: PDT)、日本時間の9日午前0時より開始する。Windows 8ローンチ直後ということもあり、メインテーマはWindows Azure、Windows Phone 8、Windows Server 2012、Visual Studio 2012になるとみられる。

BUILD 2012の公式ページがすでに用意されており、登録受付もこのページから誘導される形となるとみられるため、興味ある開発者はチェックしておくといいだろう。Microsoftは過去にWeb系の開発者カンファレンス「MIX」を毎年春、ハードウェア系の開発者カンファレンス「WinHEC」を不定期の夏、ソフトウェア系の開発者カンファレンス「PDC」をやはり不定期の秋に開催していたが、2011年より3つのすべてのカンファレンスを統合し、「BUILD」という名称で開催することになった。そのため同社が開催する開発者カンファレンスは現在BUILDのみという状態であり、最新情報の入手や情報交換にあたってはBUILDへの参加が最も近道だといえるだろう。ただ、昨年会場となった米カリフォルニア州アナハイムのコンベンションセンターとは異なり、Microsoft本社キャンパスは収容人数が非常に限られているため、申し込み枠も必然的に限られたものになると考えておいたほうがよいだろう。

テーマについても、10月26日にWindows 8が正式ローンチされる直後ということもあり、「BUILD Windows」というカンファレンス名ではあるものの、Windows 8そのものよりも同日時点でまだローンチされていないWindows Server 2012やWindows Azure、Visual Studio 2012、Windows Phone 8といったサーバ・スマートフォンまわりの技術が中心になるとみられる。