10月6日公開の北野武監督作『アウトレイジ ビヨンド』が、第69回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門で正式上映出品されることがわかった。前作『アウトレイジ』に続き、2作品連続の世界三大映画祭への出品となる。
北野監督は、1997年に『HANA-BI』で最高賞の金獅子賞を、2003年『座頭市』で監督賞にあたる銀獅子賞を受賞するなど同映画祭と関わりか深い。今回の決定を受けて「『アウトレイジ ビヨンド』をどう観てくれるのか、前作『アウトレイジ』のカンヌ映画祭上映以上にその反応が楽しみです」と語る北野監督は、映画祭公式上映に参加し、レッドカーペットに立つ予定。同映画祭は現地時間の8月29日(水)から9月8日(土)まで開催され、『アウトレイジ ビヨンド』の公式上映日は近日中に発表される。
同作は、関東最大の暴力団組織・山王会の抗争を描いた『アウトレイジ』から5年後を描いた続編作。熾烈な下克上劇は決着したはずだったが、ヤクザ撲滅を図る警察が動き始めると、やがて"騙し""裏切り"の火種がくすぶりはじめ、"関東VS関西"の巨大抗争へと発展していく。出演は前作で生き残ったビートたけし、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、小日向文世に加え、今作では関西ヤクザとして西田敏行、塩見三省、高橋克典のほか、桐谷健太、新井浩文などが新たに登場。アウトレイジ(極悪非道)を超え、「全員悪人」のストーリーがついに完結となる。
(C)2012「アウトレイジ ビヨンド」製作委員会