映画『ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵』の試写会が、アメリカ・サンディエゴで現地時間7月12日から15日まで開催された「コミコン・インターナショナル」で行われ、当日は作品上映、パネルディスカッションの他、同作がファンタジア国際映画祭に選出されたことも発表された。
当日は、500席の会場に対し1,000人近くの観覧希望者が殺到したため、急遽200席を追加。イベントでは映像化を手掛けたSTUDIO4℃代表の田中栄子氏のパネルディスカッションも行われ、その後に開かれたサイン会では試写会場に入れなかった300人のファンが田中氏に熱い思いを伝えたり、主人公・ガッツのコスプレをしたファンが登場したり、海外人気の高さがうかがえる結果となった。
今回選出されることが決まったモントリオールファンタジア映画祭は、カナダ・モントリオールで開催され、毎年約9万人の映画ファンが参加するサマーイベント。世界各地からSF、ファンタジー、ホラー、アドベンチャーなどの様々なジャンルの作品が集まり、ジャンル映画の映画祭としては、北米で最も重要な位置づけとされている。過去に多くの日本映画が上映されており、16回目となる今年は『ベルセルク』のほか、『ももへの手紙』、『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』『愛と誠』、『ロボジー』などの出品が決まっている。
映画『ベルセルク』は、累計発行部数3,300万部を誇る三浦建太郎の同名漫画が原作で、ファンの間で最も人気が高い"黄金時代"を3部作構成で映像化したもの。『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』が2月に、『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』が6月に公開され、今冬に『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』の公開を予定している。
(C)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社 / BERSERK FILM PARTNERS