東芝は7月24日、液晶テレビ「レグザ S5」シリーズの新モデル「40S5」を発表した。発売は8月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は85,000円前後となっている。
最近の液晶テレビでは、デザインを重視してベゼルを細くする狭額化が進んでいる。その影響で、スピーカーキャビネットの容積や開口部は減少しており、音質に少なからず影響を与えている。「S5」シリーズは狭額モデルでありながら、本体の下部に独立したスピーカーキャビネット部「ダイナミックフロントスピーカー」を配置する、いわゆるアンダースピーカータイプのスタイルを採用。デザインと音質の両立が図られている。使用されているユニットは4cm×12cmの楕円形フルレンジで、明瞭度の高いサウンドを実現。実用音声最大出力は10W×2だ。
映像面では、直下型のLEDバックライトを装備。LEDの明るさをコントロールすることで、510万:1のダイナミックコントラストを実現している。映像エンジン「レグザエンジン」は、超解像技術「レゾリューションプラス4」に対応。
USB接続タイプの外付けHDDへの録画にも対応(DR録画のみ)。搭載しているチューナーは地上/BS/110度CSデジタル×各1基だが、地デジの番組を視聴中にBS/110度CSデジタルの番組、またはBS/110度CS番組を視聴中に地デジ番組の録画を行うことが可能だ。
また、「YAMAHA音声連携」機能を搭載。ヤマハ製のAV機器との連携動作が可能で、レグザ側のEPG情報に応じて、サウンドモードの選択が自動的に行われる。
本体サイズはW922×D191×H652mmで、重量は8kg(スタンド込み)。定格消費電力は107Wで、年間消費電力量は86kWh/年となっている。