ソニーは7月23日、デジタルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」の新モデル「DSC-WX170」を発表した。発売は8月3日で、価格はオープン。推定市場価格は30,000円前後となっている。

カラーはブラック、ホワイト、ピンク、ゴールドの4色をラインナップ

背面のモニターはタッチパネルが採用された

「ピタッとズーム!」などの使いやすい機能はそのままに、背面モニターをタッチパネル化した「サイバーショット WX」シリーズの新モデル。モニター上でタッチした被写体にピントを合わせたり、複雑な設定も直感的なタッチ操作で行えたり、撮影画像をペイント感覚でアレンジしたりすることが可能だ。

ピタッとズーム!は、「DSC-WX100」などの2012年春モデルでも搭載されていた機能。ジャイロセンサーやアルゴリズムの改良により、10倍という高倍率ズーム時でもブレの目立たない写真を撮ることができる。超解像処理により、解像感の低下を抑えながらデジタルズームを行う「全画素超解像ズーム」も利用でき、20倍相当まで画質劣化を抑えたズームを行うことが可能だ。

「BIONZ」の改良で、高感度撮影時のノイズを低減

また、同じく2012年春モデルから対応となった、「プレミアムおまかせオート」選択時のISO12800撮影も可能だ。暗い室内などでも明るい写真を撮ることが可能で、改良された画像処理エンジン「BIONZ」がノイズの低減も実現している。

DSC-WX100との相違点は、「3Dスイングパノラマ」や「3Dスイングマルチアングル」の省略、無線転送技術「TransferJet」に非対応になったことだ。

その他の主な仕様は、撮像素子が有効約1,820万画素の1/2.3型Exmor R CMOS(裏面照射型)で、レンズが焦点距離25~250mm(35mmフィルム換算時)の光学10倍ズーム、開放F値がF3.3~F5.9、ブレ対策機能が光学式補正機能と動画撮影時のブレに有効な「アクティブモード」対応の電子式手ブレ補正機能となっている。

対応感度はISO100~ISO12800、記録メディアはメモリースティック デュオ/PRO デュオ(High Speedタイプ含む)/PRO-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(Mark2含む)、SD/SDHC/SDXCカード、microSD/SDHCカードと内蔵メモリ(約19MB)が利用可能で、記録形式は静止画が静止画がJPEG(2D静止画)、MPF(3D静止画)、動画がAVCHDおよびMP4、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(1080/60i)となっている。

サイズはW92.3×D21.5×H52.4mm、重量は本体のみで約103g、バッテリーとメモリースティック デュオを含む状態で約119gだ。