5年に一度開催される愛知県半田市の「はんだ山車祭り」。今年は10月6日(土)、7日(日)に開催される。31台の山車が横一列に並び、壮観そのもの。その姿は迫力と感動を覚えるはず。愛知県の今年一押し、見逃せない祭りの一つと言えそうだ。

31台の山車が勢揃いする様はまさに勇壮

毎年3月から5月にかけて、毎週のように勇壮な山車祭りが行われている愛知県知多半島の半田市。

立川流彫刻や彫金をぜいたくに施した山車4台が引き回され、若者が一番かじを奪い合い「けんか祭り」の異名も持ち、八幡社前での男たちが激しくぶつかりあう坂上げ、大重量の山車が急坂を下る坂下しが見どころの「乙川地区」や、潮干(しおひ)祭として、5台の山車を干潮の浜辺に引き下ろし、寸分間隔で横列に並び、再び陸へと引き上げる勇壮な「亀崎地区」など、10地区で合計31輌(りょう)の山車が引き回される知多半島の春を告げる風物詩。

江戸時代から300年以上も続く歴史ある祭りだ。

これら10地区の山車祭りは、各地区の神社の神事として行われ、場所も日程も違うことから、すべての山車祭りを見ることは難しいことだった。

それが半田市青年会議所の呼びかけで、さまざまな困難な課題を乗り越え、1974年に初めて市内31台の山車が一カ所に集結することが実現。その後、1987年から5年に一度の秋に31台の山車が勢ぞろいする「はんだ山車祭り」として定着。今年は回を重ね、7回目を迎えることになった。

その待望の「第7回はんだ山車まつり」が、10月6日、7日に開催される。

今回は「半田の山車文化、伝統の素晴らしさ、そしてわれわれの誇りを未来に伝えたい」との思いを込め、テーマを「伝‐DEN」とし、勇壮な山車の引き回しや、からくり人形の実演、各地区の伝統芸能披露、グルメショップ出店などが予定されている。

また、半田市観光マスコットキャラクター「だし丸くん」も誕生。7月1日には「はんだ山車まつり100日前キャンペーンinセントレア」も開催。地元は、「第7回はんだ山車まつり」開催に向けて、すでに盛り上がりを見せているようだ。

31台の山車が勢ぞろいする半田市役所近くメイン会場には、豪華絢爛(けんらん)な山車絵巻を大迫力で正面から見る特等席である「桟敷席」が2日間で約5,000席が用意され、販売を開始している。

販売価格は10月6日が5,000円(税込み)、7日4,000円(税込み)で、売り切れ次第終了とのこと。2007年の「第6回はんだ山車まつり」には2日間で48万人の観客を集めたというから、予約や宿の手配はお早めに。

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