テレビ機能はWindows Media Centerを利用
テレビ機能の操作用にはリモコンが付属している。テレビの視聴と録画関係を操作できる一般的な機能のリモコンだが、比較的すっきりとしたボタン配置だ。これもボディに合わせたカラーリングとなる。
専用のテレビ視聴・録画ソフトが用意されておらず、Windows Media Centerを使用するため、設定はシンプルだ。アンテナを接続した後はウィザードに従うだけですぐにテレビが見られるようになる。
インターネット上の動画サイトなどにある画質の高くない映像を見やすくしてくれる「くっきり機能」も搭載。テレビだけでなくさまざまな映像ソースを楽しめる。
スタンダードクラスの性能はエントリーモデルとしては十分
搭載されているプロセッサは、AMDのE2-1800 APU。春モデルで採用されていたE-450の後継にあたるAPUで、プロセッサとしての機能には大きな変化がないものの、グラフィックス機能が拡張されている。元々がノートPCや小型デスクトップPC向けに作られた廉価な製品だけに、それほど処理能力は高くない。
実際に本機を使っていると、ヘビーな処理の際などにやや待たされる感はある。とはいえ、1つ1つの動作も"キビキビとした感じ"というほどではないが、やたらに待たされるというようなことはない。初級者がのんびりと使うには十分なパフォーマンスといえるだろう。
ベンチマークの結果からもそれはわかる。Windowsエクスペリエンスインデックスでみると、「プロセッサ」のサブスコアが3.9と低い。それに比較すれば、グラフィックス性能は高めに出ている。PCMark 7のベンチマーク総合値は1096だった。
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