フリーはこのソロEPのほか、所属するレッド・ホット・チリ・ペッパーズの新作、さらにはレディオヘッドのトムヨーク率いるアトムス・フォー・ピースにも参加しており、同プロジェクトからは12インチ盤のリミックス・アルバムがリリースされる (C)BANG Media International

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリーが、自身の最新ソロEPでパティ・スミスとコラボレーションしていることが明らかとなった。

これに加えてフリーは一連のツイートの中で、最新シングル「ヘレン・バーンズ」の売り上げを、自身が2001年に設立した非営利の音楽学校シルバーレイク・コンサーバトーリー・フォー・ミュージックに寄付するとも明かしている。「数日後に自分だけで作ったEPをリリースするんだ。パティ・スミスが歌ってる楽曲以外は、ほとんどがアーティスティックで抽象的なインストゥルメンタルに仕上がっているよ。今回のヘレン・バーンズの全ての売り上げをシルバーレイク・コンサーバトーリー・フォー・ミュージックに寄付するつもりなんだ」

また今回のリリースでは、レディオヘッドが2007年にリリースした7thアルバム『イン・レインボウズ』と同様に、購入時にユーザー自らにアルバムの価格を決めさせるダウンロードスタイルを採用するとも語った。「今回はみんなが支払いたいだけ支払ってくれようにダウンロードを可能にしたんだ。その全ての金額がシルバーレイク・コンサーバトーリー・フォー・ミュージックに行くんだよ」

ただ、それとは別にリリースされる、フリーのサインとベースの弦の一部が入ったアナログ盤は75ドル(約5,900円)になるという。さらに、フリーは本来の"レッチリサウンド"を期待している対してこう釘を刺している。

「今回の曲のほとんどは俺らの『ステイディアム・アーケイディアム』のツアーが終わってからレコーディングしたんだ。だからレッチリサウンドとは程遠いよ。完璧にラリッてる感じさ」

「ヘレン・バーンズ」の購入方法の詳細は数日後に公表される予定。一方のレッド・ホット・チリ・ペッパーズは、2011年のスタジオアルバム『アイム・ウィズ・ユー』のセッション中にレコーディングされた18曲の新作を今後6カ月にわたってリリースする予定で、7インチ盤の両A面シングルとして8月11日から発売する。

(C)BANG Media International