日本ギガバイトは7月20日、GIGABYTE 7シリーズのマザーボード新モデル、「GA-Z77X-UP5 TH」を発表した。新たに、オーバークロック性能や電源供給効率に優れる新型のデジタルPWMコントローラと、高速インタフェースのThunderboltを搭載した。国内正規代理店のCFD販売を通して7月下旬より発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は25,000円前後。
Thunderboltはマザーボード上に搭載されるIntel DSL3510Lチップにより提供されるテクノロジで、デイジーチェーンにより最大12デバイスの接続が可能なポート規格。10Gbpsという高速転送速度が特長で、対応機器との間で1TBのデータを5分間で転送できるという。
デイジーチェーンの先にMini-DisplayPort対応Thunderboltモニターを接続することも可能で、GA-Z77X-UP5 THでは、2つのThunderboltポートとHDMIポート(CPU内蔵グラフィックス使用時)を使うことで、オンボードグラフィックスのみで最大3画面の同時出力が行える。なお、Thunderboltを2基搭載するマザーボードをリリースするのは、日本ギガバイトが初めてという。
ATXフォームファクタを採用し、チップセットはIntel Z77 Expressで最新のIntel Coerプロセッサに対応している他、デュアルチャンネル対応メモリバスに最大32GBのメモリ(DDR3 1600/1333/1066MHz)を搭載することが可能。AMD CrossFireXとNVIDIA SLIをサポートし、チップセットと2つのVIA VL810ハブにより、バックパネルと内蔵USBヘッダそれぞれ4つ、最大8つのUSB 3.0ポートを活用することができる。
また、GA-Z77X-UP5 THでは、Marvell 88SE9172チップを搭載することで、チップセットが提供するSATAポートの他に、SATA 6Gb/s対応コネクタ、eSATA 6Gb/s対応コネクタ(バックパネル)が追加されている。
その他、同社耐久基準の新規格である"Ultra Durable 5"に準拠し、新型PWMや各種の高品質なパーツを採用することで、従来のマザーボードに比べて最大60℃のシステム温度を下げることが可能としている。
製品パッケージにはBluetooth 4.0/Wi-Fiの拡張カード(PCIe x1)も同梱している。
■主な仕様 | |
Socket | LGA1155 |
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チップセット | Intel Z77 Express |
サイズ | ATX(305mm×224mm) |
対応メモリ | DDR3 1600/1333/1066×4、Extreme Memory Profile (XMP)サポート |
拡張スロット | PCI Express x16×3、PCI Express x1×3、PCI x1 |
ストレージ | SATA 6Gb/s×3、SATA 3Gb/s×4、mSATA×1、eSATA 6Gb/s×1 |
ネットワーク | GigabitEthernet、拡張カードでBluetooth 4.0とIEEE802.11b/g/n |
オーディオ | Realtek ALC898 |
その他 | USB 3.0×10(バックパネル×4)、USB 2.0×6(バックパネル×2)、IEEE 1394a x1 |