日本自動車連盟(以下JAF)はガソリンスタンドでの燃料の給油間違いによるトラブルの状況を把握するため、5月1日から6月30日の2カ月間にわたり、燃料の給油間違いによる救援依頼について全国調査を実施。このほど調査結果を発表した。

調査によると期間中にJAFが実施した救護のうち、給油間違いによるトラブルは256件。給油スタンド別に見るとセルフスタンドでの発生率が73.4%と、給油間違いの多くがセルフスタンドで発生したものだった。トラブルの内容は「ガソリン車に軽油を給油した」が約6割、「ディーゼル車にガソリンを給油した」が約3割。男女比で見ると、男性の方が7割と発生率が高かった。

乗りなれない車は車検証などで燃料の種類の確認を

給油を間違えた理由としては、「勘違いした」「うっかり」「急いでいた」など確認せず給油をしてしまったケースから、「普段乗らない車だった」「代車」「初めて乗った車」など慣れない車を運転していたことで発生したケース、「軽自動車は「軽油」だと思っていた」など知識の不足、その他ガソリンスタンド店員の間違いなど様々な理由がみられた。

JAFではセルフ式給油スタンドが増加していることから、マイカーではない車両や初めて乗る車両に給油する時は、必ず車検証や取扱説明書で燃料の種類を確認するなど、慎重に給油するようドライバーに呼びかけていくという。

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