日本通信は19日、音声付きSIMサービスに暫定的に設定した1年間の最低利用期間を撤廃し、契約期間を設定しない音声付きSIMサービスを7月23日より再開すると発表した。

同社はことし3月、MNP(ナンバーポータビリティ)による携帯キャリアの過度なインセンティブに対する公開抗議として、音声付きSIMサービスに1年間の最低利用期間を設定。最低利用期間がない同社のSIMへの申込直後に、MNPで携帯キャリアに移動し、それを即座に解約することで、1回線あたり数万円のキャッシュが手に入る事態を問題視していた。

同社では、過度なインセンティブによる問題は落ち着き、同社の働きかけにより一定の成果を得られたと判断し、暫定的に設定していた1年間の最低利用期間を撤廃することにしたという。