日本ヒューレット・パッカードは19日、従来モデルと比較して約2倍の処理能力を備えたシンクライアント「HP T510 Thin Client」を発表した。7月19日より発売し、価格は29,400円より。
CPUにデュアルコアのVIA Eden X2 U4200、ビデオエンジンにVIA ChromotionHD 2.0を搭載する高機能シンクライアント。6モデルをラインナップする。
価格は、HP ThinPro/1GBフラッシュメモリ/2GBメモリ搭載機が29,400円、SmartClient/1GBフラッシュメモリ/2GBメモリ搭載機が29,400円。
Windows Enhanced Standard 2009を採用した2GBフラッシュメモリ/2GBメモリ搭載機が37,800円、さらにWi-Fi搭載機が43,050円。
Windows Enhanced Standard 7を採用した16GBフラッシュメモリ/2GBメモリ搭載機が40,950円、さらにWi-Fi搭載機が46,200円。
スタンダードな仮想化端末として、コールセンターや医療分野の専用端末など、幅広い用途で利用できるとしている。ネットワーク経由でシンクライアントの設定や状態が把握可能な管理ツール「HP Device Manager」を標準で搭載。すべて一括で管理でき、導入後の管理負担も軽減できる。
主な仕様は共通で、CPUがVIA Eden X2 U4200(1GHz)、メモリがPC3-8500 2GB、グラフィックスがVIA ChromotionHD 2.0。主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN、USB 2.0×6、DVI-D×1、DVI-I×1。本体サイズはW316×D227×H8.3~15.9mm、重量は約1.12kg。