ショッピングブランド「エクサボディ」を展開するオークローンマーケティングは、20歳~49歳の女性を対象に「2012 ダイエット事情意識調査」を実施。全体として、女性のダイエットに対する関心度の高さがうかがえる結果となった。
調査は6月27~29日の3日間、国内在住の20歳~49歳の女性630名を対象として行われた。まず分かったのは、女性の多くは現在の体形に満足していないということ。「いまよりも痩せたい」という“痩せ願望”をもつ女性は83%に上る結果となった。また、過去に何らかのダイエットにチャレンジした経験があるか聞いたところ、77%の女性が「経験あり」と答えている。
では、今夏のダイエット状況はどうか。目下ダイエットに励んでいる女性の割合は48.6%で、半数を下回る結果となった。痩せたい気持ちがありつつも、今夏ダイエットに取り組んでいない理由については、「特に理由はない」(28.6%)、「挫折したため」(26.6%)、「必要に迫られていないため」(26.6%)という回答がほぼ同率で挙がっている。
ダイエット経験回数は「3回」が最も多く(21.3%)、次いで「10回」(17.3%)。ダイエットを決意するボーダーラインとして、元の体重より「5kg」増えたときと答えた人が36.1%と最多。次いで「3kg」「10kg」という回答が続いた。
ダイエットを始めたきっかけとしては、「いつも着ているサイズの服が着られなくなったため」(55.9%)、「写真に写っている自分を見て」(46.8%)と、他人からの指摘ではなく、あくまで“自分自身が気になった”という自意識に基づく回答が上位に挙がっている。
数あるダイエット方法の中で、最も多くの人に支持されているのが「食事管理」(74.1%)。併せて「ストレッチ」(40.2%)や「ジョギング・ウオーキング」(38.6%)、「エクササイズ」(24.3%)などの運動をとり入れながら、バランスよくダイエットに励んでいるケースが多い。ほかには「サプリメント」(27.3%)、「ダイエット食品」(23.9%)、「掃除」(12.9%)など。少数意見だが「憧れの男性芸能人のポスターを部屋に貼り、常に見られている意識をもつ」(1.2%)といった妄想力を生かした特異な方法も見受けられた。
ダイエットを通じてシェイプアップしたいパーツは「ウエスト」(74.3%)がトップ。一方で、ウエストサイズを正確に把握しているのはわずか17.6%という結果に。自分の体とはいえ、身長・体重以外の3サイズ(バスト・ウエスト・ヒップ)を把握している人の割合は総じて低い傾向にあるようだ。
中でも興味深いのが、同じ女性として思わず見てしまう他人のボディーパーツに関してだ。上位には「対面で座ったときに気になるおなかの肉」(49.4%)、「ピッタリしたトップスに浮き出る背中の肉」(48.4%)、「ショート丈のボトムスから伸びる脚線」(47.9%)がランクイン。背中の肉やヒップラインなど自分では気づきにくい箇所を中心に、ウエストから下半身にかけてがチェックポイントのようだ。
多くの女性が理想とするボディー系統は、全身ほっそりの「スレンダー系」(36%)と、女性らしくしなやかな「ふわとろ系」(34.6%)が人気。痩せたらかわいくなりそうな女性タレントは、「柳原加奈子」(51.9%)が堂々の1位。次点の「黒沢かずこ(森山中)」(14%)に大きく差をつけてのランクインとなった。
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