シャープは7月19日、モバイル学習ツール「受験Brain(ブレーン) PW-GX500」を発表した。8月8日発売で価格はオープン。推定市場価格は35,000円となっている。
主に大学受験生をターゲットにした、電子辞書「Brain(ブレーン)」シリーズの派生モデル。従来式の電子辞書に備えられていたキーボードを省略することで薄型化が実現されている。シャープの従来モデル「PW-A9200」「PW-A7200」「PW-G5200」「PW-G4200」と比べて、厚さを約46%も削減した。
暗記学習の定番"書いて覚える"動作が画面上で行える |
利用法としては、タッチパネルを用いた"書いて覚える"という暗記学習が主に想定されている。画面は5型と大きめサイズなので、画面上部に単語帳コンテンツを表示させながら、付属のタッチペンを使った書いて覚える動作を画面下部で行うことが可能だ。また、画面はカラー液晶方式なので、英単語は緑色・和訳は赤色(英単語コンテンツの場合)というように色分けされた表示で、学習効率の向上も期待できる。
また、大きめサイズのカラー液晶を活用した、動画学習コンテンツの視聴も可能だ。購入時点で、大手予備校の代々木ゼミナールのセンター試験対策講座(英語・数学IA・古文、各60分×10回分)を収録。プリインストールされた講義動画は1講座100時間の視聴制限が設けられているが、専用サイト「ブレーンライブラリー」から追加の講義をダウンロードすることができる。なお、ブレーンライブラリーからは、講義以外のコンテンツもダウンロード可能だ。
そのほか、国語辞典や英和辞典といった受験生必須のコンテンツから、「飯塚センター漢文講義の実況中継」(語学春秋社)や「代ゼミのセンター照準シリーズ ~英語編~」(アスク)といった人気の受験参考書コンテンツまで、豊富な51コンテンツを収録。
ハードウェアの仕様は、ディスプレイが5型・480×320ドットのカラー液晶方式で、本体メモリが約1GB、利用可能な記録メディアがmicroSD/SDHCカードとなっている。電源はリチウムイオン充電池で、連続表示時間は約150時間(明るさ「3」時)だ。
サイズはW151×D99.6×H10.5mm(タッチペン含む)、重量は約220g(充電池・タッチペン含む、カード含まず)だ。
なお、12桁表示が可能な電卓機能も内蔵されている。