日立リビングサプライは7月19日、液晶テレビ「Wooo(ウー)」の新シリーズ「GP1」を発表した。ラインナップは55V(「L55-GP1」)、47V(「L47-GP1」)、42V型(「L42-GP1」)の3製品。発売時期は9月下旬で、希望小売価格は55V型が43万円前後、47V型が34万円前後、42V型が28万円前後となっている。

「Wooo GP1」シリーズ。写真は55V型

「GP1」シリーズは500GBのHDDを内蔵し、単体でテレビ番組録画を行えるモデル。一度に2つの番組を録画する、いわゆる「ダブル録画」にも対応しており、録りたい番組が重なった場合でも安心して使用できる。

500GBでは容量に若干の不安を覚えるユーザーもいるかもしれないが、本機では2倍・4倍・8倍の長時間録画が可能となっており、最大約400時間の番組を録画することができる。また、カセット式のHDD「iVDR-S」を挿入できる"ポケット"も搭載。追加のHDDとして使用できるほか、録画データを持ち運ぶことも可能だ。iVDR-S内に録画したデータは、iVDR-SとPCをUSB接続して観賞したり、iVDR-S用の再生プレーヤーに挿入して観賞したりすることができる。

過去の録画履歴や予約情報を基にテレビがおすすめの番組を提示する「Woooおすすめ番組」は、「Woooおすすめ自動録画」に進化。「★」マークの一で提示されたおすすめ度合いを指定して、自動録画する番組を選べるようになった。

上部に基本的な機能のボタンを集中的に配置した「やさしいリモコン」が付属

録画されたデータは「フォルダ自動整理ワケ録」により、連続ドラマなど同じタイトルの番組は自動でフォルダを作成して同一フォルダ内で管理されるようになっている。自動整理は「映画」「ドラマ」といったジャンル別でも行われる。

画質面では、画像処理エンジン「Picture Master3」と「ダイナミックエリアコントラストマネージメント」が高画質を実現。ダイナミックエリアコントラストマネージメントは新たに搭載された機能で、映像シーンに合わせてバックライトの発光をエリア制御するもの。これにより、従来より高コントラストを実現している。

3モデル共通の主な仕様は、パネルがIPSで、バックライトがLED、表示画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)、搭載チューナーが地上デジタル×3基・BS/110度CSデジタル×2基、内蔵スピーカーの実用最大出力が10W×2となっている。映像インタフェースとしてHDMI入力×4系統(1系統はARC対応)、ビデオ入力×2系統、D4入力×1系統、D-Sub×1系統を備えるほか、SDカードリーダー接続用のUSBポート×1基、LANポート×1基なども搭載。

なお、3製品とも偏光方式の3D表示に対応している(3Dメガネは別売)。

型番 消費電力(待機時) 年間消費電量 サイズ (スタンド込み) 重量(スタンド込み)
L55-GP1 179W(約0.2W) 113kWh/年 W127.6×D35.5×H82cm 31kg
L47-GP1 146W(約0.2W) 105kWh/年 W110.2×D28×H72.1cm 20.8kg
L42-GP1 124W(約0.2W) 92kWh/年 W99.2×D28×H65.9cm 18kg