ソニーの欧州法人であるSony Europeは7月18日(現地時間)、Android 4.0 "Ice Cream Sandwich"を搭載したタッチスクリーン型携帯音楽プレイヤー「Walkman F800 Series」ならびに、廉価モデルの「S770BT Series」「E570 Series」「E470 Series」の計4機種を発表した。

F800は3.5インチのマルチタッチ液晶ディスプレイを備えた音楽プレイヤーで、Android搭載によりWebアクセスや電子メール、動画再生、ゲームプレイなど、音楽再生以外のマルチメディア機能を多数サポートする。

Walkman F800 Series

Web接続にはWi-Fi機能を利用し、Bluetoothのサポートにより無線での周辺機器接続に対応する。USB経由の充電でフルチャージに4時間、連続20時間の音楽再生または4.5時間の動画再生が可能。再生対応音楽フォーマットはMP3、WMA (DRMなし)、AAC―LC (DRMなし)、HE-AAC、Linear PCM、FLAC。なおWMAとAACのサポートにより、WindowsやiTunesで提供されている楽曲がDRMにかかっていない場合に限り、ドラッグ&ドロップでそのままWalkman上で再生可能だ。動画フォーマットはMPEG4、AVC(H.264/AVC)、WMV9 (DRMなし)。またストレージ容量に応じて、8GB、16GB、32GBの3種類のモデルが用意される。

残り3機種についてはタッチ操作非対応のキーパッド搭載型モデルで、2インチのQVGA液晶ディスプレイを採用する。USB経由の充電でフルチャージに3時間、連続36時間の音楽再生または6時間の動画再生が可能。再生対応の音楽/動画フォーマットはほぼF800に準拠しているが、FLACのみサポートしない。3機種ごとの機能的な差異は、S770BTがBluetoothサポート、E570がノイズキャンセリング機能への対応、E470が最廉価モデルとなっている。なお、ノイズキャンセリング機能についてはF800も対応していない。ストレージ容量は8GBで、E570のみ8GBと16GBの2種類が用意される。

S770BT Series

E570 Series

E470 Series

なお、欧州では7月18日より同製品の提供が開始され、米国等では8月以降の発売となる。

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