楽天は18日、東京都千代田区の丸善丸の内本店店頭で、発売を翌日に控えた電子ブックリーダー「Kobo Touch」の記念イベントを開催した。同イベントには、同社の三木谷浩史会長兼社長が登場し、「Kobo Touch」にかける意気込みなどを語った。

「Kobo Touch」はE Ink社の電子ペーパー「Pearl」を搭載した6インチサイズの電子ブックリーダー端末。バッグやジャケットのポケットなどに収納可能なコンパクトサイズで、最大約1,000冊程度のコンテンツを持ち運ぶことができる。価格は7,980円。

楽天の三木谷浩史会長兼社長

発売を前に、丸善丸の内店頭に登場した同氏は「本当になんとか、ようやくここまでこれた。あとはみなさんに喜んでいただけるようなサービスをしっかりと提供していきたい」と所感を述べた。また、当初利用可能な日本語タイトルはは3万弱としつつも、同氏は「年内には20万タイトルくらいまでいければ」とし、足元の状況について「1日1,000タイトルずつ増やしているような状態でして、出版社との契約はできているが、クオリティチェックなどを順次進めている最中。これからどんどん増えていきます」(同)と述べた。

端末のカラーバリエーションについても言及され、今後、特別バージョンも考慮していくと構想を明かしつつ、「何かいいカラーはありますかね?」(同氏)と報道陣に問いかける一幕もあった。「Kobo Touch」は明日、7月19日に発売される。