カプコンは7月13日の金曜日より『バイオハザード』公式レストラン「バイオハザード カフェ&グリル S.T.A.R.S.」を期間限定で渋谷PARCO パート1にオープンする。そのオープンに先駆け、前日の12日にプレスを招いた記者会見が行われたので、その模様をお届けしよう。

渋谷PARCO パート1・7Fに出現したレストラン「バイオハザード カフェ&グリル S.T.A.R.S.」

「バイオハザード カフェ&グリル S.T.A.R.S.」は、渋谷パルコパート1・7Fにオープンしたレストランで、世界初の試みとなる3D投影技術「プロジェクション・マッピング」を駆使した演出や、「S.T.A.R.S. ANGELIQUE」によるダンスパフォーマンスを楽しむことが可能。1年間の期間限定オープンとなり、ここでしか入手できない限定アイテムの販売されるので、『バイオハザード』ファンにはたまらないレストランとなっている。

店内に入ると「S.T.A.R.S. ANGELIQUE」がお出迎え。この時点ですで疲労回復しそうだ

店内にはモデルガンや『バイオハザード』にちなんだアイテムを展示

店内の一番奥に厳重保管されているのが1/1スケール「タイラント」。これがまた抜群の存在感

まず、記者会見には本レストランの総合プロデューサー、兼元知大氏が登場。兼本氏は『ワンピースレストラン~ゴーイングメリー号~』や『ルイーダの酒場』などを手がけたことでも知られ、今回の試みについて「このレストランは小さなテーマパーク。1998年『バイオハザード』が発生した直前を舞台としており、店内には音楽を含め1998年以前のもので統一されています」と述べた。さらに今回携わったスタッフについて「最高のエンターテインメントを作るべく、各界から日本ナンバー1を集めたと自負しております」と、本レストランに対する意気込みを語った。

「バイオハザード カフェ&グリル S.T.A.R.S.」の総合プロデューサー、兼元氏

「サプライズ演出が満載なので『バイオハザード』ファンも、そうでない人も楽しめます」と語る、カプコンの川田氏

「倒すのに1カ月ぐらいかかりました」と、格闘家ペタス氏もタイラントに苦戦を強いられた模様

その後登場したのは、『バイオハザード』シリーズのプロデューサー、川田将央氏。今回兼本氏より、このレストランの話を聞いた当初、「何て組み合わせの悪い話なんだろう」と思ったという。しかし、「今回、兼本さんには我々では出てこないようなさまざまなアイデアを提案していただき、『バイオハザード』なのに、女性も楽しめるという、渋谷パルコのイメージに合ったレストランになったと思います」と自信を覗かせた。

そして、ひと際大きな拍手を受けて登場した元K-1チャンピオンであるニコラス・ペタス。彼はS.T.A.R.S.最高司令官として、本レストランでイメージキャラクターを務めることとなり「この話をいただいた時は非常に興奮しました。『バイオハザード』シリーズは1作目から全てプレイしていたので、最高司令官を務められることを心からうれしく思います」と気迫に満ちたコメント。なお、ペタスは本レストランに頻繁に出現(来店)するらしい。その際、彼とのジャンケン大会に勝利すれば全額無料になる太っ腹企画も用意されているので、ぜひ最高司令官を見かけた際は勝負を挑むべし。

その後の「S.T.A.R.S. ANGELIQUE」によるダンスパフォーマンスに来場者はメロメロでした……

そのほか、記者会見には、3D投影技術「プロジェクション・マッピング」を提供した、東京大学大学院教授・歴本純一と、クラウジット代表取締役社長・末吉隆彦が登壇。歴本氏は「プロジェクションマッピングは、AR(拡張現実)のさらに先をいく最新テクノロジーです。現実と仮想世界の情報が一緒に映し出される、ゲーム世界と現実世界を融合した新しい演出を試みています。これまでは研究やイベントで行われてきたものを、皆さんの目の前で展示されるということは世界初だと思います」と発言し、動き出すタイラントの秘密を教えてくれた。

その後、「S.T.A.R.S. ANGELIQUE」によるダンスパフォーマンスが行われた後、なんと店内の1/1スケール「タイラント」がよみがえるという事態が発生。彼女たちは銃を手に、タイランドに立ち向かっていった……。と、もちろんこれは本レストランの粋な演出ではあるが、彼女たちとタイラントの戦いの結末は、ぜひ来店して自身の目で確かめていただきたい。

突如、動き始めるタイラントに「S.T.A.R.S. ANGELIQUE」は銃で応戦。この戦いの勝者は果たして……

「ハーブの調合サラダ」に「コードベロニカ」カクテル、次項では「バイオハザード カフェ&グリル S.T.A.R.S.」のメニューを一挙にご紹介!――続きを読む