ヤマハは7月12日、AVレシーバー「AVENTAGE(アベンタージュ)」の新モデル「RX-A3020」「RX-A2020」「RX-A1020」を発表した。発売はRX-A3020が10月上旬、RX-A2020が9月中旬、RX-A1020が9月上旬。価格はRX-A3020が283,500円、RX-A2020が199,500円、RX-A1020が126,000円。
3製品は「AVENTAGE」シリーズ第二弾となる製品で、それぞれ2011年8月に発表された「RX-A3010」「RX-A2010」「RX-A1010」の後継モデル。最大11.2chまでの拡張に対応するハイエンドモデルのRX-A3020、9.2ch対応のRX-A2020、7.1ch対応のRX-A1020と、従来モデルと同じ構成ながら、いずれのモデルにおいても臨場感を高める「YPAO-R.S.C.」のプログラム改良や、内部配線・部品の見直しなどが行われ、音質が向上している。さらに、RX-A3020とRX-A2020では新開発のハイレゾリューション・ミュージックエンハンサーが搭載され、CDやWAV、FLAC音源を最大96kHz/24bit分解能まで拡張処理可能となっている。
また、RX-A3020では、前後左右のみならず上下に広がりがあるサウンドを再現する「シネマDSP HD3(キュービック)」を、その他のモデルでも高さ方向に広がりのある音響効果をもたらすシネマDSP<3Dモード>を搭載し、立体的な音場を実現する。
全モデルとも、HDMI端子は入力8系統、出力2系統を備えるほか、4系統のコンポーネントやSビデオ、アナログ音声入力10系統など、豊富な接続インタフェースを備える。また、3モデルともネットワークにも対応し、スマートフォンやPCに保存してあるオーディオファイルをワイヤレスでストリーミング再生することが可能だ。