7月14日から「ナムコ・ナンジャタウン」(東京/池袋)に登場する「稲川淳二の怨念旅館」。ゲストは稲川淳二といわくつきの廃旅館を取材する新人アイドルという設定で、能面蟹のライトを持ち、旅館内を探索するというウォークスルー型のアトラクションになっている。前回はその概要をざっと紹介したが、オープン前の12日にマスコミ向けの体験会があったので、編集部のMが参加してみた。
出口では“本物の心霊写真”がもらえる
廃旅館内は迷路のようになっており、途中に何カ所か撮影スポットがある。廃旅館を取材しているという設定だから、そこで“撮影”というわけだ。最初の撮影では目線をどこにあわせていいか分からず、上をぼーっと眺めているちょっと間抜けな写真になってしまった。そう、この撮影した写真は旅館内を探索しているとさまざまな場所に登場し、「さっきの写真、こんな風になっているんだ」と確認することができるのだ。
なんとなく仕組みが分かり、「なんか牧歌的なアトラクションだし、これは楽勝……」とMは思っていたのだが、歩き進める間にあんな仕掛けやこんな仕掛けがあり、その仕掛けが実に絶妙で絶叫しまくり。人間の五感は薄暗い場所や不気味な場所ではかなり鋭くなるようで、ちょっとした仕掛けにも敏感に反応してしまうのだろう(ビビりまくりの様子を五感のせいにしてみる)。
一緒に中をめぐったカメラマンさんからは「もう意図していた通りの反応だったんじゃないですか」「Mさんのビビリぶりに、ビビリました」と言われるぐらい驚きまくってしまった。そして最後に出口でスタッフより撮影された写真の中からえりすぐりの1枚をもらえるのだが……。
それにしても普段生活をしているとこんなに感情をあらわにすることもないので、思いっきり叫びまくり、Mにとってはある種のストレス発散になった気も。仕事疲れを感じたら 「稲川淳二の怨念旅館」で絶叫体験するのもいいかも!?
絶叫しすぎて汗をかいたら「かき氷祭り2012」へ
テンションあがりまくりのMが次に向かったのは「アイスクリームシティ」内で7月14日から開催の「かき氷祭り2012」。ここも以前概要を紹介したが、試食をできるということだったので、「稲川淳二の怨念旅館」での興奮を冷ますためにお邪魔してみた。
「アイスクリームシティ」に入るとすぐ右手に、トルコの伸びるアイス「ドンドルマ」を味わえる「オリエンタルの青い月」というお店がある。ここでは「マンゴースペシャル」と「イチゴファンタジー」というかき氷を発売する、ということだったので早速お試ししてみた。
次にその見た目のかわいらしさから「これはデート向きじゃないですか」ということで、恋のアミューズメントコーナーにふさわしい一品をチョイス。「ダ ルチアーノ」というイタリアンジェラートのお店で購入できるかき氷だ。
あともう一品いっときますか、ということで何を選ぶか考えた結果、これに決定。唐辛子が2本トッピングされた「激辛唐辛子かき氷」。早速こちらを販売する「ソフトクリーム BAR」ヘ。「かき氷をお願いしたいのですが」とMが言うと「当店は多数のかき氷がございますが、どれになさいますか?」と店員さんが言い、目の前にメニューが用意された。とちおとめを使った「徳次郎―とちおとめ」、「徳次郎―京都宇治抹茶―」などの王道メニューに心をひかれつつも、ここは意を決し、「激辛唐辛子かき氷」を頼む。
店員さんが氷を取りに行き、ガリガリ削ってかき氷を作っている間に「トピッングの唐辛子も食べられますか」「辛いですか?」とビビりのMは期待と不安を隠しきれず質問しまくり。店員さんはにこやかに受け答えをしながら手を動かし、「本日『激辛唐辛子かき氷』をオーダーいただいたのはお客様が初めてなので、作り甲斐があります」と笑顔。そしてきれいに削られた氷に、激辛唐辛子のシロップをたっぷりかけてくれた。このシロップ、見た目は薄味のイチゴジャムのようなんだが……。
ビビりまくりながら口にいれて数秒後、喉のあたりに辛さが直撃。「か、辛いっ!」。確実に唐辛子の辛さが味覚に届いている。「から~い」と連呼しつつ、何口か食べるうちにほのかな甘みを感じるように。氷自体が甘い?いや、喉は辛い。でもなんだかおいしいかも。結局なんだかんだ言いながら完食。結構これ好きかもしれないと新たな気づきに。
ということでこわ~いアトラクションを楽しみ、かき氷でクールダウンしたわけだが、デートで行くなら、こんなプランもいいかもしれない。池袋駅からてくてく歩いて「ナムコ・ナンジャタウン」に到着。「かき氷祭り2012」で汗をおさめたら、「稲川淳二の怨念旅館」などのアトラクションを満喫。お腹がすいたらナンジャタウン内に設置されている「池袋餃子スタジアム」へ。ここでは7月14日より「池袋餃子スタジアム10周年祭」が開催され、「世界餃子フェスタ」も行われているのだ(詳細はコチラの記事で)。
デザートもあり、アトラクションもあり、餃子も食べることができる「ナムコ・ナンジャタウン」。友達と大勢でワイワイ楽しみに行ったり、恋人とデートで訪れてみてはいかがだろうか。
文●編集部 M