いよいよ7月28日(土)に日本公開を控えたクリストファー・ノーラン監督最新作、そしてバットマンシリーズ最終章となる映画『ダークナイト ライジング』のテレビCM「キャットウーマン」編が明日7月14日(土)より全国でのオンエアが一斉にスタートする。

今回初公開となったキャットウーマンの新ビジュアル

先週には「アクション」編と「RISE」編とテレビCMが公開となった本作だが、今回のCMはタイトルの通り、アン・ハサウェイが演じるキャットウーマンにフォーカスした映像。また、これに合わせてトレードマークでもある猫耳とマスク、スパイクがついたハイヒール、完璧なボディーラインが浮き彫りになった全身黒のボディスーツ(キャットスーツ)に身を包んだキャットウーマンの新ビジュアルも初公開となった。

プラダのスーツから、キャットウーマンのスーツに身を包んだアンは、自身が演じるセリーナ・カイル/キャットウーマンについて「セリーナは自分のことをほとんど明かしたがらず、とてもミステリアスなの。彼女には自分なりの倫理観があり、時には、ほかの人々が問題だと考えるような行動をとることもある。直接訊けば、彼女も説明してくれるかもしれないけれど、彼女はとにかく自分を語らない人なのよ。手の内を明かそうとしない。私が彼女について言えるのはそれくらいね」と話しつつ、キャットウーマンを演じる喜びについてこう続ける。

「だって、キャットウーマンよ! コミックブックに登場する女性キャラクターとして、もっとも有名なキャラクターのひとり。"もっとも有名"と言い切ってもいいくらい。私は、ノーラン監督と前2作の熱烈なファンだったので、この映画に出られるなんて考えただけでとても興奮したわ。キャットウーマンを演じるのに適した年齢のときに、チャンスがめぐってきたという事実だけでも、ありえないほど幸運に思えたの」

「キャットウーマン」編(15秒)

ノーラン監督自身もこのキャラクターへの思い入れは非常に強く「彼女は金庫破りのときにナイトビジョン・ゴーグルを使う。必要ではないとき、それは頭に跳ね上がり、たまたま猫の耳のように見えるんだよ。衣装デザイナーのリンディー・ヘミングと、彼女のコンセプト・アーティストがそのアイデアに沿ってデザインを練り上げ、とてもうまく作ってくれた。やっぱりキャットウーマンだからね。象徴として猫の耳がないと」と彼女のトレードマークでもある"猫耳"にこだわりを見せているが、それが単なる猫耳コスプレとなることをよしとせず、"設定"として活きたデザインになっていることを明かした。

さらにノーラン監督は本作のアンの演技について、観客の期待値を大きく超えるものになると話し、太鼓判を押している。「アンの演技には誰もがものすごく驚くと思う。観客は、このキャラクターに何を期待すべきか、見当もつかないんじゃないかな。アンは、僕のどんな期待をも遥かにしのぐ形でこのキャラクターを自分のものにした。彼女はこのケタ外れで、美しく、セクシーで、恐ろしく、ダークなキャラクターを説得力のあるものにし、魅力的なキャラクターに仕上げた。誰もが衝撃を受けると思うよ」

いよいよ公開まで2週間と迫った『ダークナイト ライジング』だが、7月27日(金)には先行上映も決定。さらに、ノーラン監督とアン、そしてジョン・ブレイク役のジョゼフ・ゴードン=レヴィットの3名が、7月25日(月)には東京国際フォーラムで開催されるジャパンプレミアにも登場。ノーラン監督は、2010年7月の『インセプション』公開から4度目、アンは2006年11月にの『プラダを着た悪魔』公開から2度目、ジョゼフは念願の初来日となる。

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