デノンは7月12日、iPhone/iPod用ドック付きスピーカー「COCOON(コクーン)」シリーズの2モデルを発表した。ラインナップは据え置きでの使用が想定された「DSD-500」(COCOON HOME)と、電池内蔵のポータブルモデル「DSD-300」(COCOON PORTABLE)。いずれも発売は8月中旬で、価格はオープン。推定市場価格はDSD-500が60,000円前後、DSD-300が50,000円前後となっている。
2モデルともiPhone/iPod/iPad対応のドックを備えているほか、ネットワーク接続も可能な製品。有線LAN・無線LAN両方に対応しており、スマートフォンやPC、NAS(ネットワーク接続HDD)内にある音楽データをワイヤレスで再生することができる。また、パソコンと接続せず本製品のみでインターネットラジオに接続することも可能だ。ストリーミング再生に対応するファイル形式は、MP3、WMA、AAC、WAV、FLACとなっている。
DSD-500は、フルデジタルオーディオプロセッシング回路および4chクラスDデジタルハイパワーアンプを搭載し、高音質を実現。
一方のDSD-300は、DSD PORTABLEの愛称どおり、持ち運んで使用できるようにリチウムイオン充電池を内蔵。持ち運びやすいようにキャリングハンドルも備えるほか、モノコック構造により防滴設計となっているので屋外でも使用しやすい。なお、充電池の再生可能時間は最長5時間だ。
主な仕様は次の通り。
DSD-500は、アンプ出力が25W×4ch(クラスD)、スピーカーがφ100mmウーファー×2、φ40mmツイーター×2、消費電力が33W(待機時0.3W)、サイズがW451×D170×H236mm、重量が5.4kgとなっている。
DSD-300は、アンプ出力が25W×2ch(クラスD)、スピーカーがφ100mmフルレンジ×2、消費電力が20W(待機時0.5W)、サイズがW352×D136×H180mm、重量が3.3kgとなっている。
2製品とも、ドック以外の接続インタフェースはステレオミニジャック(3.5mm)、USBポート、LANポートを備える。