この7月のオンライン提供開始を前に、米Appleが次期Mac OS X "Mountain Lion"のアップグレードに関する注意や手順を公開している。Snow Leopard/Lionが動作するMacであっても、一部の古いモデルについてはMountain Lionの動作対象外となるため、あらかじめ確認してからダウンロードしてほしい。
Mountain Lionへのアップグレードへの諸注意は、同社のWebサイトに掲載されている。同OSはLion同様にMac App Store経由でのオンラインアップグレード提供となる。ページの手順に沿ってあらかじめ自身の環境がアップグレード可能な状態かを確認しておくといいだろう。
Mountain Lionの対応機種は下記のようになる。初代MacBook Airや旧MacBookなど、Snow LeopardやLionが動作するモデルであっても非対応のものがあるため、これらの古いモデルを持つユーザーは注意したほうがいいだろう(64ビット対応のCore 2 Duoモデルでも一部が該当する)。なお、自分のMacがどのモデルであるかを確認するには、に該当するかは画面左上のアップルメニューメニューから「このMacについて」を選び、表示されたダイアログで「詳しい情報...」ボタンをクリックすればよい。
- iMac (Mid 2007以降)
- MacBook (Late 2008アルミニウム製、またはEarly 2009以降)
- MacBook Pro (Mid/Late 2007以降)
- MacBook Air (Late 2008以降)
- Mac mini (Early 2009以降)
- Mac Pro (Early 2008以降)
- Xserve (Early 2009)
またアップグレードにあたっては、LionまたはSnow Leopardがインストールされた環境があることが条件となる。ただし前述のようにMountain LionのアップグレードはMac App Storeを使うことになるため、同機能を標準でもたないSnow Leopardについては、アップグレードが可能な最新バージョンにまで引き上げる必要がある。「ソフトウェア・アップデート」からアップデートを行い、OSバージョンを10.6.8以上にしておこう。
Mountain Lionの提供は、7月中と予告されている。公開されしだい、すぐにMac App Storeからのアップロードが可能だ。なおAppleでは、ブロードバンド環境がないユーザーには最寄りのアップルストア店舗を活用することを勧めている。店舗ではスタッフがアップグレードをサポートしてくれるとのことだ。