日本ヒューレット・パッカードは12日、2012年夏モデルとなる液晶一体型デスクトップPC「HP ENVY 23」を発表した。販売チャネルは量販店/直販サイトで、量販店モデルの店頭予想価格は120,000円~150,000円前後、7月27日から順次発売する。直販モデルは最小構成が59,850円からで、発売は7月13日から。
従来は同社のノートPCやプリンタ/複合機のプレミアムモデルとして位置づけられてきた、「ENVY」の名を冠する初のデスクトップPC。ベゼル部分に継ぎ目がない、全面フラットガラスパネルを採用した23型フルHD液晶の一体型で、液晶ディスプレイにはLEDバックライトを採用する。光学ドライブはスロットイン方式で、同社がプレミアム機向けに搭載しているサウンドシステム「Beats Audio」にも対応した。
販売チャネルは量販店および直販サイト「HP Directplus」。量販店モデルはCPUの違いなどで「HP ENVY 23-1070jp」と「HP ENVY 23-1090jp」の2種類を用意する。
量販店モデルでは、地上/BS/110度CSのデジタル3波ダブルチューナー(15倍ダブル録画に対応)やHDMI入力、Microsoft Office Home & business 2010を搭載し、ワイヤレスのアイソレーションキーボードとマウスを同梱する。
このほか、セットアップ作業をユーザーの代わりに無償で行なう「HP どこでも訪問設置サービス(仮称)」サービスも提供。同サービスでは、製品の購入後に専用窓口(土日祝対応)で日時を設定すると、スタッフが該当日時にPCの開梱・設置やOSの初期設定などを代行する。
スタンダードモデルとなるHP ENVY 23-1070jpの主な仕様は、CPUがIntel Pentium G640(2.80GHz)、チップセットがIntel H61 Express、メモリがDDR3 PC3-12800 4GB、ストレージが1TB SATA HDD、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。OSはWindows 7 Home Premium SP1 64bit。店頭予想価格は120,000円前後。
ハイパフォーマンスモデルのHP ENVY 23-1090jpでは、CPUがIntel Core i5-3470S(2.9GHz)、グラフィックスがAMD Radeon HD 7450A、メモリがDDR3 PC3-12800 8GB、ストレージが2TB SATA HDD、光学ドライブがブルーレイディスクドライブになる。OSやチップセットはHP ENVY 23-1070jpと共通。店頭予想価格は150,000円前後。
直販モデル「HP ENVY 23-1080jp」では構成のカスタマイズが可能。最小構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i3-2120(3.30GHz)、チップセットがIntel H61 Express、メモリはDDR3 PC3-12800 4GB、ストレージが500GB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。OSはWindows 7 Home Premium SP1 64bit。最小構成価格は59,850円となり、テレビチューナーは搭載しない。
以下、各モデル共通。
主なインタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN(直販モデルは選択式)、Bluetooth(直販モデルは選択式)、USB 3.0×2、USB 2.0×4、マルチカードリーダー、マイク入力、ヘッドホン出力、ライン出力、Webカメラなど。4W×2ステレオスピーカーも内蔵する。本体サイズはW580×D215×H457mm(最小傾斜時)、重量は約10.8kg。