ナイキは2012年夏に着用される新しいフットボールスパイク、「ナイキGS」を発表した。リサイクル可能素材やリサイクル素材を利用した環境に優しいスパイクで、ナイキがこれまで生産した中で最軽量のものに仕上がっている。
同製品が目指したものは、軽さと機能性を備えハイスピードでのコントロールを可能にする、本当に必要なパーツだけでできた新しいフットボールスパイク。すべてのコンポーネントは重さとごみを減らすために最適化され、サイズ9(27cm)で160gとナイキでも最軽量のフットボールスパイクとなっている。
同製品のトラクションプレートには、強い反発性としなやかさをもったフォームに高機能な枠組みを組み合わせた。最適な屈曲性と敏しょう性を発揮させるためのダイアモンド・シルエット・スパインが特長。ソールプレートはPebaxRenu(材料の97%にトウゴマの実を使用した植物由来の素材)50%と、TPU50%、また、32%がリサイクル可能素材から作られ、従来の組成のプレートよりも15%軽量化を実現した。
アッパー部分には溶剤を使用せず、優れたボールタッチとコントロールを実現するため必要な部分のみに補強を施している。また、中足部とアーチの部分は、しっかりとスパイクに足をホールドするデザイン。軽量で化学物質を使わないソックライナーは100%トウゴマの実からできており、素材の重なりをなくして足にしっくりとなじむフィット性と優れたボールのタッチを実現している。
また、足をしっかりスパイクにフィットさせる左右非対称のヒールカウンターとヒールバケットにより、安定性とサポート性も向上。ヒールカウンターはトウゴマの油(ヒマシ油)由来のPebaxRenuで作られている。
ナイキGSは3万1,500円(税込み)で、サイズは26.0、27.0、28.0、29.0cmの4展開となっている。
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