ワコムは10日、プロフェッショナルグラフィックス用液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズの新ラインアップとして、高精度なカラーマネジメントとマルチタッチ操作が可能な「Cintiq 24HD touch」と、21.5型フルHDワイド液晶ディスプレイを搭載した「Cintiq 22HD」を発表した。発売日は7月26日。価格はオープンで、ワコムストア価格は「Cintiq 24HD touch」が32万8,000円、「Cintiq 22HD」が19万8,000円。
「Cintiq 24HD touch」は、WUXGA(1,920×1,200ピクセル)対応の24.1型液晶ディスプレイを備えたフラグシップモデル。高精度な色表現が可能で、最大表示色は10億色以上、Adobe RGBカバー率は97%を誇る。また、ハードウェアキャリブレーションを搭載することにより、高い精度のカラーマネジメントも実現した。
同モデルではさらに、「Cintiq」シリーズとしては初めてマルチタッチ・ジェスチャー機能を搭載。同機能に対応したグラフィックスソフト(「Corel Painter 12.2」など)で、タッチ操作による画面の拡大・縮小、回転、スクロールなども可能となった。
一方、「Cintiq 22HD」は、21UXモデルの後継機にあたる製品。HDに対応した広視野角の21.5型IPSワイド液晶ディスプレイを備え、1,677万色フルカラーの表示が可能となっている。