エムエスアイコンピュータージャパンは、6月30日、名古屋市大須にあるツクモ名古屋1号店にて、「PC組み立てまショー」と題した自作PC組み立てイベントを開催した。

当日は、午前11時から午後5時まで、3回の組み立て実演が行われたほか、エムエスアイコンピュータージャパンからCOMPUTEX TAIPEI 2012に派遣された社員による「COMPUTEX TAIPEI 土産話」や、協賛のAMDによる特別トークショーも開催された。

COMPUTEX TAIPEI 2012に派遣された社員による土産話も。MSIのマザーボードではWindows 8向けのBIOSも準備済みとのこと

Thunderbolt接続でノートPCの3D性能を向上させるグラフィックスカードユニット「GUS II」。AMDと共同開発により、GUS IIで演算した描画結果をノートPCのディスプレイに書き戻すことが可能になる見込み

会場は同ビルの4Fの1室が用いられ、40席ほどのスペースは4時から始まる最終の組み立て実演でも、中部・東海の自作ファンによってほぼ満席の状態だった。実演内容も、第1回目がAMD Opteron PC、2回目がパフォーマンスPC、3回目がIntel Xeon PCと、サーバ向けCPUを全面に打ち出した秋葉原顔負けのマニアックなものだった。

AMDは次世代APUのTrinityをアピール。最新コアの導入や、エンコーダーの搭載など、特徴を説明した

Radeon GPUとOpen CLによってPhotoshopのフィルタの高速化をアピール。CPUだけを使った場合はカクカクした表示だが、Open CLを有効としてGPUを活用するとリアルタイムに変形が確認できる

会場にはMSIの新製品も展示されており、発売されたばかりの製品ではThunderbolt端子を備えたZ77のハイエンドマザー「Z77A-GD80」、OC向けGeForce GTX 680カードである「N680 Lightning」など、今後発売予定の製品では「OC-in-Warranty」を付与したOC向けマザー「Z77 MPower」や、Socket FM2対応のMini-ITXマザーやZ77搭載Mini-ITXマザーなどが展示されていた。

左から変形クーラーを搭載するRadeon HD 7770カード「R7770 TransThermal OC」、A85搭載Mini-ITXマザー、OC向けGeForce GTX 680カード「N680 Lightning」

左からThunderboltを搭載したZ77マザー「Z77A-GD80」、Z77搭載Mini-ITXマザー、そしてOC向けZ77マザーの「Z77 MPower」