ハイアス・アンド・カンパニーは6月19日から6月26日にかけて、18歳以上の男女1,916人を対象に「地盤に関するアンケート」を実施した。調査の結果、2008年に行った同調査よりも、今回は地盤に対する意識の高さが高まっていることが分かった。
地盤調査や地盤改良についての意識が高まる
まず、住宅未購入者を対象にマイホーム検討において、地盤調査や地盤改良について検討の必要があることを知っているか聞いたところ、「知っていた」と回答した割合は47.8%だった。2008年の同調査では36.2%だったのに対して今回は約1割増加しており、意識の高まりがうかがえる。さらにマイホーム購入済みの人を対象に、「マイホームの地盤改良がどのような工法で行われたか把握しているか」と質問したところ、「把握していない」は64%だった。2008年度の同調査では43.3%で、約2割増加したことが明らかとなった。
自分が住んでいる土地は液状化地域かどうか知らない、と7割が回答
また、地盤の液状化についても質問。「どのような土地で起こりやすいか知っている」という質問に対し、56.1%が「知っている」と回答。しかし、液状化のメカニズムについては51.7%が「知らない」と回答している。加えて自分の住んでいる地域やマイホーム建築予定地が液状化地域か知っているか尋ねると、「知らない」の回答が67.8%と約7割に達し、最も気にすべきところについては放置したままの人が多いようだ。
今後のマイホームに液状化対策は必要と8割が回答
続いて「マイホームを建てる際、液状化対策をしなけれればならないと思うか」という質問をしたところ、「思う」と回答した割合は83.5%だった。自分の住まいの地域が液状化地域かどうか把握している人は少ないものの、今後マイホームを建設するならば液状化対策が必要だと考えている人は多いということが分かった。
【関連リンク】 |