ビタミン系ハンドクリーム「ユースキンA」をはじめ、さまざまなスキンケア製品を開発・製造しているユースキンは7月5日、都内で記者勉強会と新製品発表会を開催した。野村皮膚科医院院長の野村有子先生が登壇し、肌荒れのメカニズムと正しいスキンケアのポイントをレクチャー。また、ヨガインストラクターでもあるタレントの田中律子さんは、日々実践しているスキンケア術とともに、むくみや手足の末端の冷えを改善するストレッチを実演してくれた。
ハンドクリームは症状に合わせて使い分け、就寝前に塗るのが効果的
野村有子先生が実際に検診をした患者(中程度以上の肌荒れがあり、普段からハンドクリームを使用している20代~50代の男女39名)にアンケートを行ったところ、乾燥した秋・冬のみならず1年中肌荒れがある人は23.1%だったという。なかでも、手のひら側よりも甲(こう)側や関節で肌荒れが気になると答える人が多く、足に関してはかかとの荒れが気になるという人が70%と最も多い結果となった。また、ハンドクリームを使用するタイミングとして「水仕事のあと」と回答した人が56.4%と1番多く、「手足の荒れが気になったとき」(53.8%)が続いた。
こうした状況に対し、野村先生は「ハンドクリームは成分の違いによってビタミン系、尿素系、かゆみ止め系、保湿系と大きく4つに分類でき、症状に合わせてクリームを使い分けることが必要です。また、正しい使い方を実践できていれば、より効果を高めることができます」とコメントした。
ハンドクリームの正しい使用方法のポイント
ケアを開始した最初の3日は使用量を意識
目安量は指関節一つ分
症状のある部分は最後に重ねづけする
効果が狙える就寝前にたっぷりと使う
塗った後に手袋をして寝る
継続して塗る習慣をつける
傷やかさつきが強いときはビタミン系・保湿系クリームを選ぶ
ビタミン系クリームはマッサージを加えると効果的
田中律子さんがおすすめする、むくみ・冷え性解消ストレッチ
続いて田中律子さんが登壇。田中さんは6年前にヨガに出会ってから、「がむしゃらにがんばらなくても継続できる」ヨガの魅力に惹かれ、今ではインストラクターの資格を取得して週2回のヨガ教室を行っている。そんな田中さんが日ごろから実践しているマッサージ・ストレッチをレクチャーしてくれた。
首のマッサージ
全身を動かす前にまずは首のマッサージ。鎖骨に沿って内側から外側に向かって指でさする。首周りにあるリンパの流れを促す。
両わき腹のストレッチ
両手を組んで頭の上へとできるだけ伸ばし、わき腹と肩が伸びるのを意識しながら左右に伸ばす。息を止めないように注意する。
ねじるストレッチ
息を吐きながらゆっくり左右にウエストをねじる。首だけでなく上半身をねじるようにするのがポイント。体をねじることで腸の動きを促し、デトックス効果も狙える。戻すときは鼻からゆっくり息を吸うようにすると◎。
イスのポーズ
両足をそろえて立ち、足先は正面に向ける。息を吸いながら両腕を伸ばし、そのまま上へ両腕を上げる。腰を曲げずに息を吐きながら気持ちがいいところまで膝を曲げるようにする。
膝で膝裏マッサージ
足を組み、下になった足の膝頭で上の膝の裏をマッサージ。膝の後ろを刺激することで、足の血流やリンパの流れをよくすることができる。
慢性的な冷え性に悩まされていた田中さんも、こうしたストレッチを行うことで血行がよくなり、自分の体と向き合う楽しみを実感したという。オフィスでも気軽に取り組めるストレッチなので、ちょっとした息抜きにもおすすめだ。
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