ホテル「W」を知らない人は多いかもしれない。日本未上陸のラグジュアリーホテルブランドだからだ。シェラトンやウェスティン、セント レジスを運営するホテルグループ、スターウッド社が展開するホテルブランドなのだが、これら3ブランドとは全く方向性が異なる。多くの人が「こんなホテル初めて! 」と感嘆し、その次にはきっと「日本にもあれば……」と残念がることだろう。今回は韓国・ソウルにある「Wソウルウォーカーヒル」をレポートしたい。
Wソウルは、明洞から車で20分ほどと中心部からは少し離れた場所にある(といっても、地下鉄の駅からタクシーやシャトルバスで5分ほどで到着するのでご安心を)。エントランスを通ると、いわゆるロビーが広がるのだが、ここでは「リビングルーム」という名称。確かに、座り心地のいいソファがたくさん配置され、自宅のリビングのような雰囲気。
大胆な色使いの客室はインパクト大
スタンダードタイプの客室「ワンダフルルーム」に入ると、思わず「わぁ~!」と声を上げてしまうくらいの個性的なカラーリング。白と赤を基調とした大胆な色づかいで、とにかくインパクト大。窓の外からは漢江や嵯峨山の自然を眺めることができ、"モダン⇔自然"のギャップもまた楽しい。13階にあるスイートルーム「エクストリームワウスイート」も赤と白をメインカラーとし、リビングやキッチン、バー、寝室などが配されたなんとも豪華な客室となっている。その他、漢江を眺めながらスパを楽しむことができる「ファビュラスルームスパ」があったりと、多彩な客室を揃える。