電気通信事業者協会(TCA)は7月6日、6月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数では、ソフトバンクが6カ月連続の首位となった。2位はKDDI(au)、3位はNTTドコモ。
ソフトバンクは22万2,300増で、累計契約数は2,970万2,100契約となった。ソフトバンクの月間純増数は2011年7月から20万件超を維持しており、これで12カ月連続。「iPhone 4S」や「PANTONE 4 105SH」などの端末の売れ行きが好調を維持しているという。900MHz帯を利用したいわゆる「プラチナバンド」の通信サービスは7月25日から開始予定。「iPhone 4S」「iPad 2」「PANTONER 4 105SH」など既発売の端末に加え、2012年夏モデル全機種がこの900MHz帯に対応する。
2位のKDDI(au)は12万6,500増で、累計契約数は3,567万5,100契約となった。「iPhone 4S」や「HTC J」の売れ行きが純増数を牽引している。また、auスマートバリューなどのサービスも好評だという。3位のNTTドコモは1万1,300増で、累計契約数は6,039万5,700契約。純増数が低調だったのは、「PlayStation Vita」(2011年12月発売)向けに提供された半年間のプリペイド回線の契約を更新しなかったユーザーが10万件に上ったため。
携帯電話全体としては36万100契約増で、累計契約数は1億2,577万2,900契約となった。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
NTTドコモ | 11,300 | 60,395,700 |
KDDI(au) | 126,500 | 35,675,100 |
ソフトバンクモバイル | 222,300 | 29,702,100 |
イー・アクセス | - | - |
携帯電話総計 | 360,100 | 125,772,900 |
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービスについての純増(減)が以下の通り含まれる。
グループ | 純増数のうち | |
---|---|---|
プリペイド契約 | 通信モジュール | |
NTTドコモ | -98,700 | 44,200 |
KDDI(au) | -4,500 | 27,300 |
ソフトバンクモバイル | -3,900 | 47,500 |
PHSではウィルコムが44,100増で、PHS全体で累計469万6,300契約。2007年7月末に記録した465万9,100契約を更新し、ウィルコムのPHS契約件数としては過去最大となった。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
ウィルコム | 44,100 | 4,696,300 |
PHS総計 | 44,100 | 4,696,300 |
無線ブロードバンドサービス(BWA)のUQコミュニケーションズは24万5,200増で、累計290万6,000契約となった。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
UQコミュニケーションズ | 245,200 | 2,906,000 |
(記事提供: AndroWire編集部)