ドゥ・ハウスはこのほど、日本と中国の20代・30代の未婚女性を対象として、結婚に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。調査は5月2日~28日、同社の運営するネットリサーチASPサービス「myアンケート for China」で行われ、日本全国の213人、中国の上海、北京、広州エリアに住む281人の回答を得た。
結婚したいと思った理由については、日中ともに「好きな人と一緒にいたい」が最も高く70.0%だった。2番目には日中ともに「幸せになりたい」(中国56.5%・日本35.3%)が続いているが、日本では同率で「家族を持ちたい」が選ばれている。また昨今の不安定な経済状況を反映してか、日本は29.4%が「経済的な安定」を選んでおり、中国の13.0%と比べると16.4%の差があった。
結婚していない理由について、「住宅のめどが立たないから」が中国は13.6%と日本より11.6%高くなっていた。中国では結婚の条件の一つとして「男性は家を持っていなければいけない」があるといわれており、今回の調査でもそれが現れた結果となったという。逆に、日本人の方が多かった項目は「異性とうまくつきあえないから」(22.4%)、「必要性を感じないから」(18.9%)で、中国の4.7%、7.8%と大きく差があった。
結婚相手に求めるものについて、いずれも「性格」が日本で92.5%、中国で80.1%と最も高かった。次に日中ともに「責任感」が続くが、数値で見ると中国では75.0%、日本では43.2%と、31.8%の差があった。なお日本では「容姿」(20.2%)が、中国よりも10.4%高くなっている。
結婚後、仕事を続けたいかについては、中国では87.9%の人が「今、やっている仕事を結婚後も続けていきたい」と回答したが、日本では58.2%と、29.7%の差があった。対して、日本では「結婚後は主婦になりたい」と回答した人が26.5%となり、中国ではわずか3.9%だった。