阪急電鉄が建設を進めていた「新大阪阪急ビル」が7月31日、竣工を迎える。8月22日のJR新大阪駅北口の供用開始に合わせ、2階と3階部分の店舗スペースが先行してオープン、残りの施設についても順次開業する。

新大阪阪急ビル外観イメージ

新大阪阪急ビル3階の入り口イメージ

3階建物内コンコースイメージ

「新大阪阪急ビル」はJR新大阪駅および地下鉄御堂筋線新大阪駅に直結する複合ビルで、2010年5月より建設が進められていた。地上17階建てで、延床面積約3万5,600平方メートル、2階と3階の店舗スペースにはデイリーヤマザキやマクドナルド、タリーズコーヒーなど、公共交通機関の利用客やオフィス利用者のデイリーニーズに対応した店舗を中心に8軒入居する。その他、3~11階にはオフィスが、12~17階には阪急阪神ホテルズによる客室数296室のホテル「レム新大阪」が入居する。ホテルの開業は9月21日。

現在は新御堂筋西側にある阪急高速バス新大阪ターミナルも、「新大阪阪急ビル」の1階へ移転して入居することに。阪急タクシーの乗り場とニッポンレンタカー阪急の新大阪営業所も併設される。バスターミナルの営業開始は11月1日。関東・信州・東海・北陸・近畿・北近畿・中国・四国・九州各地へ向かう高速路線バス25路線(1日65便)と、大阪国際空港行きの一般路線バス1日8便を運行する。