マツダは5日、2シーター小型オープンスポーツカー「マツダ ロードスター」に、デザインの変更やコントロール性向上などの一部改良を行って発売した。価格は、ソフトトップ車が233万円から260万円、パワーリトラクタブルハードトップ(RHT)車が268万円から292万円。
今回の一部改良では、ソフトトップ車とRHT車の個性の違いを表現。ソフトトップ車は、"タイトスポーツ"をキーワードとしたスポーティなブラック基調のコーディネーションに、RHT車は"プレミアムスポーツ"をキーワードとして各所にシルバー色のパーツを採用している。
共通する改良として、フロントグリル開口部を拡大した奥行きのあるデザインに変更したほか、新デザインのフロントフォグランプベゼル採用や、フロントチンスポイラー新採用などを実施。インテリアは、本革シートに新色「タン」を追加し、シートのサイド部などに黒色を配したツートーンカラーのデザインを採用。デコレーションパネルとステアリングホイールベゼルのカラーは、新色「グロッシーダークグレー」に変更されている。
また、MT車のスロットル制御プログラムをより緻密に設定し、再加速する場面などのスロットルレスポンスを直線でより扱いやすい特性としている。ブレーキブースター(制動倍力装置)の特性も変更され、車両の前後荷重コントロールがより容易になっているとのこと。
安全面では、万一の事故の際にボンネット後端を持ち上げて、歩行者の頭部への衝撃を緩和する新開発の「アクティブボンネット」(歩行者保護システム)を採用している。
エンジンはMZR2.0L(2000DOHC)を搭載し、変速機は5MT、6MT、6EC-AT(アクティブマチック)のいずれかを採用。駆動方式は2WD(FR)。